★本レクチャーは終了しました。多数のご参加ありがとうございました。★
<レクチャーの概要> (塩尻先生より)
葉っぱをちぎってみてください。どんな”かおり”がしますか?実はそのかおりは、どの虫に食べられているか、どの病気にかかっているかによって異なるのです。さらに、夜と昼とでも異なるのです。そして、そのかおりは生き物にとって情報となり、かおり受容した生き物の行動や形質に変化をもたらします。
本レクチャーでは、目にみることのできない”かおり”がいかに情報源になって生き物同士の関係を築いているのかを、私の研究成果をもとにお話ししたいと思います。さらに、そのかおり情報を使った農業技術についても紹介します。
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[講師略歴]
京都生まれ、京都育ち、京都在住。年齢は内緒。北海道大学農学部卒、京都大学大学院農学研究科修了後、海外学振でカリフォルニア州立大学デービス校にて博士研究員。その後、国内学振で京都大学生態学研究センターに所属しつつ、東海岸のバージニア州立大学、ニューヨーク州立大学アルバニー校とアメリカに滞在。2010年から京都大学白眉センターの特定助教となり、5年の任期満了後、龍谷大学農学部講師としてようやく定職を得る。植物の匂いがもたらす生物間相互作用が本職のテーマだが、「匂い(かおり)」をキーワードに異分野融合研究を始めている。
[問合先]
京都大学附属図書館 参考調査掛
TEL: 075-753-2636
e-mail: ref [at]kulib.kyoto-u.ac.jp