■古典籍がよみがえる−京都大学貴重資料修復記念展−■
平成19年度京都大学図書館機構公開事業
長い歴史をもつ京都大学には、たくさんの貴重な古典籍が所蔵されています。
私たちは、これらを研究対象として利用しながら、文化遺産として大切に保存してきました。
それでも長期間の保存や利用による劣化は徐々に進行し続けるため、京都大学では、計画的に貴重資料の補修事業を実施してきました。
このたびの修復事業により、附属図書館、文学研究科、総合博物館が所蔵する多くの貴重な古典籍をよみがえらせることができました。
これを記念して、修復事業の成果を学内関係者および一般市民に広く公開するとともに、古典籍を後世に伝えるために必要な補修・保全の方法を紹介することを目的として、京都大学貴重資料修復記念展を開催します。
主催:京都大学図書館機構
開催期間:12月4日(火)〜12月24日(月) 9:00〜17:00
開催場所:京都大学時計台記念館1階企画展示室(入館無料)
(アクセスマップ)http://www.kyoto-u.ac.jp/access/kmap/map6r_y.htm#map
内容:
○展示予定資料
・漢書抄(重要文化財) 附属図書館所蔵
・易学啓蒙通釋口義(重要文化財) 附属図書館所蔵
・命期秘傳(重要文化財) 附属図書館所蔵
・大學(重要文化財) 附属図書館所蔵
・長恨歌并琵琶行秘抄(重要文化財) 附属図書館所蔵
・(琉球資料)大和へ御進物道具図并入目料帳 文学研究科所蔵
・広輿考 第1巻 総合博物館所蔵
…ほか
○修復前の資料状態を写真等で展示します
○修復の実際を紹介します(作業工程のパネル展示と解説など)
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