【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 『金石集帖・續帖』など1,443タイトルを新しく公開しました

投稿日 2019-01-29 | カテゴリ: 図書館機構

今回新たに公開したのは、朝鮮半島の碑文の拓本集『金石集帖・續帖』219タイトル、河合文庫から文書850タイトル、『京都大学所蔵近代教育掛図』356タイトルほかです。また、維新特別資料文庫奈良絵本コレクションなどに翻刻テキストや解説を追加しています。2019年1月29日現在、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの公開画像数は、12,793タイトル、1,071,087画像となりました。
 
■『金石集帖・續帖』(附属図書館所蔵)
新羅時代から朝鮮朝末期までに朝鮮半島に建立された碑文の拓本の集大成です。18世紀中頃の作製で、その後19世紀前半に續帖が追加されました。今日では既に失われたり、風化によって判読できなくなったりした碑文もあるため、本書は当時の状態を伝える貴重な資料となっています。

河合文庫(附属図書館所蔵)
河合文庫は、文学博士河合弘民氏が朝鮮史の研究に資するために採集した、朝鮮文書類とその典籍部です。附属図書館・人文科学研究所・韓国高麗大学校「韓国古文献の調査及び解題及びデジタルイメージの構築事業に関する協定」により電子化・公開を進めており、今回新しく文書850点を公開しました。
▼附属図書館・人文科学研究所・韓国高麗大学校「韓国古文献の調査及び解題及びデジタルイメージの構築事業に関する協定」により電子化した資料

■『京都大学所蔵近代教育掛図』(吉田南総合図書館及び総合博物館所蔵)
第三高等学校のルーツにあたる阪府洋学校(明治2年に大阪で開校)や大阪英語学校(明治7年開校)で使用された掛図から、太平洋戦争期の掛図まで、地形図、地質図、作戦図、動植物図、古生物図、周期律表、有職故実図、年表、解剖図など文系理系の幅広い分野にわたっています。

『金石集帖 天』

『金石集帖 天』

京都大学所蔵近代教育掛図

京都大学所蔵近代教育掛図


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