経済学部図書室の窓口移転のお知らせ(9/1-)

 投稿日時:2009-09-02 (3138 ヒット)
法経北館の耐震改修工事のため、下記の通り窓口を移転して開室します。  期間:2009年9月1日-2010年3月31日(予定)  場所:法経東館地下1階「経・調査資料室」フロア(月-金 9:00-17:00) 詳細は「法経東館仮窓口での図書室サービスについて」(PDF)をご覧ください。 ■法経北館書庫1F、4F、5F配置資料の利用方法  【KULINEでの配置場所:「書庫1F和図書」「書庫4F..」「書庫5F..」】  仮窓口、電話、FAX、Eメールでお申込みください。   8:00-12:00に申込み⇒当日15:00以降に利用できます   12:00-翌開室日8:30に申込み⇒翌開室日10:00以降に利用できます   一度に5冊まで/取り置き期間は10日間  詳細はこちらをご覧ください。 ■法経東館B2書庫、B1雑誌室配置資料の利用方法  【KULINEでの配置場所:「新棟B2書庫」「B2 新棟書庫 開架図書」「B2 新棟書庫 経営管理図書」「雑誌」等】  経済学研究科、経営管理大学院、公共政策大学院の教員・院生の方はB2書庫にお入りいただけます。  その他の方はカウンターでお申込みください。職員が出納します。  新着雑誌はカウンター横のB1雑誌室に配架しております。  詳細はこちらをご覧ください。 洋製本雑誌など、一部利用できない資料があります。 利用方法等の変更に関する最新情報は、経済学研究科・経済学部図書室ホームページの「耐震工事のお知らせ」に随時掲載いたします。
 

KURENAI: 『健康科学』(5)を公開

 投稿日時:2009-09-01 (5803 ヒット)
京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)で、京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻が発行する学術雑誌『健康科学』最新号=第5号(2008)を公開しました。 ■京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻紀要 : 健康科学 = Annual Reports of Human Health Sciences, Graduate School of Medicine Kyoto University (ISSN: 1880-2826) https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bulletin/hoken    ○第5号 (2008) の目次 高齢者の階段下降時における注視による転落転倒危険の視認 : 高齢者,中年者,若年者の注視点停留分析による比較 桂, 敏樹 ; 三浦, 範大 ; 高橋, 康朗 ; 久本, 誠一 ; 星野, 明子 ; 臼井, 香苗 ; 林, 育子 p.1 -7 高校生の現状医療に対する認識度と尊厳死に対する意識との関連性 大橋, 尚弘 ; 赤澤, 千春 ; 林, 優子 p.9 -15 Effects of Body Position during an Afternoon Nap on Body Temperature and Heart Rate Variability in Healthy Young Japanese Adults Wakamura, Tomoko ; Suzuki, Kazuyo ; Toichi, Motomi ; Tamaki, Akira ; Horita, Sachiko ; Matsugi, Kazuko ; Miyajima, Asako p.17 -21 外乱刺激に対する予測の可否が体幹筋の筋活動に与える影響 太田, 恵 ; 建内, 宏重 ; 井上, 拓也 ; 永井, 宏達 ; 森, 由隆 ; 市橋, 則明 p.23 -28 園芸療法評価の試み : 淡路式園芸療法評価表(AHTAS)と既存の評価尺度による検証 豊田, 正博 ; 山根, 寛 p.29 -35 健康観を育む授業の試み 鈴木, 和代 ; 宮島, 朝子 p.37 -41 人間健康科学系専攻におけるeラーニングシステムの現状と教育活動状況 笹山, 哲 ; 奥田, 泰弘 p.43 -45 「がん患者さんとそのご家族のためのウェルネスセクション」研究会の活動 高橋, 美和 ; 江口, 恭子 ; 佐藤, 泰子 ; 萩原, 三義 ; 黒木, 裕士 ; 齋藤, ゆみ p.47 -49 住民参加型のヘルスプロモーション活動の支援方法の開発 星野, 明子 p.51 -54 本学における短期大学専攻科から大学選択課程への移行による助産診断・技術項目の到達度の評価 : 臨床指導者からの評価 渡邊, 浩子 ; 山口, 琴美 ; 千葉, 陽子 ; 柳吉, 桂子 ; 谷口, 初美 ; 我部山, キヨ子 p.55 -59 施設入所高齢者の日常生活満足度とその関連要因(第1報) : 利用者の基礎属性からの検討 宮崎, つた子 ; 森田, 多恵子 ; 柳瀬, 仁 ; 我部山, キヨ子 p.61 -66 施設入所高齢者の日常生活満足度とその関連要因(第2報) : 施設入所高齢者とケア提供者との認識のズレからの検討 宮崎, つた子 ; 森田, 多恵子 ; 柳瀬, 仁 ; 我部山, キヨ子 p.67 -70 糖尿病看護学領域における看護診断の検討 : 臨床現場の実状からの診断ラベルの抽出 本田, 育美 ; 奥津, 文子 ; 小平, 京子 ; 笠岡, 和子 ; 神谷, 千鶴 ; 中馬, 成子 ; 江川, 隆子 p.71 -74 あなたのおなかは泣いている 福田, 善弘 p.75 -76 がんからのシグナルを探る 椎名, 毅 p.77 こころを映し出す遺伝子 六反, 一仁 p.79 京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻業績リスト(2007年1月1日-12月31日) p.81 -106 ○京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻 http://www.hs.med.kyoto-u.ac.jp/ ◆京都大学発行電子ジャーナル (E-Journals published by Kyoto University on KURENAI)      - 現在約80誌以上の京大発行の学術雑誌を提供 ◆京大論文アーカイブ【KURENAI(京都大学学術情報リポジトリ)】   KURENAI(京都大学学術情報リポジトリ)   - 現在約4万件以上の京大研究者の論文を提供 [附属図書館電子情報掛]
 

KULINE, MyKULINEからRefWorksへのデータ取り込みが可能になりました

 投稿日時:2009-08-26 (6014 ヒット)
京都大学の蔵書を検索できるKULINEから文献管理ツールのRefWorksに直接データを取り込むことができるようになりました。 ■RefWorks - http://www.refworks.com/refworks - 論文執筆に必要な文献をWeb上で蓄積・管理し,論文の引用文献リストを簡単に作成することが可能な文献管理・論文執筆支援ツールです。 - RefWorksにKULINE, MyKULINEのデータを取り込むと次のようなことができます。 * 先行研究や必読文献の論文リストを作成 * ゼミなどの必読論文リストを作成してグループで共有・公開 * 書いている論文中に参考文献リストを作成 ■KULINE (京都大学蔵書検索) - https://op.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/ ■MyKULINE - https://my.kulib.kyoto-u.ac.jp/mylibrary/ ○KULINEからRefWorksにデータを取り込む方法 【例】 "大気と微粒子の話" (ISBN: 9784876988334)という図書のデータをRefWorksに取り込む場合 - https://op.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB02583973 1. 検索画面で[キーワード]に「大気と微粒子の話」と入力して[京大内を検索]    2. 書誌詳細画面の詳細>巻号情報>外部リンクにある[RefWorks]ボタンをクリック    3. RefWorksにログインしていない場合はログイン画面が表示されるので,ログイン名とパスワードを入力してログイン。 (既にログイン状態のときはこの画面は現れません)    4. RefWorksにデータが取り込まれます。「インポートが完了しました」メッセージがでたら「最近インポートしたレコードフォルダを通覧する」をクリック    5. KULINEからRefWorksに取り込まれたデータが表示されます。 取り込まれたデータの「リンク」のURLをクリックするとKULINEの書誌詳細画面に移動することもできます。   ○MyKULINEからRefWorksにデータ取り込む方法 MyKULINE で表示される予約中や貸出中の資料,他大学から取り寄せた文献複写や現物貸借のデータをRefWorksに取り込むことができます. 【例】貸出中の図書のデータを RefWorks に取り込む場合 1. MyKULINE にログインして,「利用状況」>「貸出状況」をクリック    2. 「貸出状況」確認画面で「書誌事項」の列に表示されているリンクをクリック    3. 画面下の「この資料を RefWorks へ登録する」ボタンをクリック    4. 「RefWorks へ登録を行います. よろしいですか」というポップアップがあらわれるので「OK」をクリック    ※これ以降は「 KULINE から RefWorks へ」の 3.から 5.と同様です。 【例】文献複写(ILL複写)依頼中の論文のデータを RefWorks に取り込む場合 1. MyKULINEにログインして,「ILL複写・借用」>「ILL複写状況」をクリック    2. 「ILL複写状況」確認画面で「書誌事項」の列に表示されているリンクをクリック    3. 画面下の「この資料をRefWorksへ登録する」ボタンをクリック    4. 「RefWorksへ登録を行います. よろしいですか」というポップアップがあらわれるので「OK」をクリック    ※これ以降は「 KULINE から RefWorks へ」の 3.から 5.と同様です。 ■初めてRefWorksをお使いになる方は RefWorks を使用するためにはユーザ登録 (学内限定) が必要です。 まず下記の利用ガイドをご覧のうえユーザ登録をおこなってください。 https://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/erhelp/citation.html#refworks [KULINEサービスWG]
 

【メンテナンス】ScienceDirect / Scopus (8/30 03:30-11:00)

 投稿日時:2009-08-25 (2973 ヒット)
Elsevier社の電子ジャーナル・プラットフォーム"ScienceDirect"、および論文データベース"Scopus"は、メンテナンスのため下記の日程でサービスを一時休止します。 ご不便をおかけいたしますが、ご了承ください。 【休止日時】 ■2009年8月30日(日)03:30 - 11:00(日本時間) 【休止するサービス】 ■ScienceDirect ■Scopus ○京都大学で利用できる電子ジャーナル https://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/gakunaiej.html ○京都大学で利用できるデータベース https://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/gakunaidb.html [附属図書館電子情報掛]
 

KURENAI: 博士学位論文1000件以上を公開

 投稿日時:2009-08-24 (6946 ヒット)
京都大学図書館機構では,平成19年度以前に京都大学にて博士学位を取得された方に対して、電子化・公開について許諾調査をおこない,許諾をいただけた方の博士学位論文(約1000件)を京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)で公開しました。 ●公開した博士学位論文の例 博士(工学) 佐藤宣夫. PZT薄膜カンチレバーを用いた多機能走査プローブ顕微鏡の開発およびその応用に関する研究. 2004-01-23 http://hdl.handle.net/2433/59323 博士(エネルギー科学) 飯塚高志. スパッタリング薄膜の構造・機械的特性に関する分子動力学解析. 2000-11-24 http://hdl.handle.net/2433/68744 博士(情報学) 岡本英二. 振幅位相変調と符号化を組み合わせた高能率無線伝送方式に関する研究. 2003-01-23 http://hdl.handle.net/2433/68899 博士(地域研究) Yasuyuki Kosaka. Plant Diversity in Paddy Field Landscape in Savannakhet Province, Laos. 2006-03-23 http://hdl.handle.net/2433/68782 博士(教育学) 小原一馬. 「純粋さ」という戦略 : ブルデュー、ヴェブレン、ゴフマンの理論を中心に. 2001-07-23 http://hdl.handle.net/2433/65027 博士(薬学) 河嶋秀和. 抗精神病薬ハロペリドールの長期投与による遅発性運動機能障害の発現機構に関する研究. 2002-03-25 http://hdl.handle.net/2433/59296 博士(文学) 米家泰作. 日本・中近世山村の歴史地理学的研究. 1998-03-23 http://hdl.handle.net/2433/64977 博士(人間・環境学) 足達哲也. 糖尿病における糖の吸収と排泄に関する研究. 2000-03-23 http://hdl.handle.net/2433/68801 博士(理学) 植木龍也. ホヤ胚における表皮細胞特異的遺伝子群の構造と発現. 1995-03-23 http://hdl.handle.net/2433/64947 博士(農学) Masanori Katsuyama. Study on hydrochemical dynamics of groundwater and streamwater in forested headwater catchments. 2002-03-25 http://hdl.handle.net/2433/59287 博士(経済学) 片岡洋子. 人的資源管理における手続き透明性の実現 : 公正な人事制度の構築へ向けて. 2004-03-23 http://hdl.handle.net/2433/66187 ■学位論文 - 京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI) https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/48884    学位論文は、京都大学の研究・教育の成果のなかで重要なもののひとつで,学外からもニーズの高い資料です。 すでに学位を取得されておられる方で,学位論文の電子化・公開を望まれる/許諾をいただける方は,下記のサイトをご参照のうえ,附属図書館電子情報掛までご連絡ください。 □京都大学学術情報リポジトリ総合案内サイト - コンテンツを登録するには https://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/kurir/deposit.html [附属図書館電子情報掛]
 

文学研究科学術雑誌センター(仮称)が開館します!(10/1)

 投稿日時:2009-08-20 (3446 ヒット)
 2009年10月1日(木)文学部東館文学研究科学術雑誌センター(仮称)が開館します!  ■センターの概要■  学術雑誌センター(仮称)では、文学研究科図書館の書庫内雑誌(和文・欧文・中国文・韓国文・新着雑誌)  を移転収容するとともに、学術雑誌に特化した収集・提供を行います。  開館に向け、7月より文学部東館を改装工事中です。    ◎利用時間    月-金:9:00-17:00 (※休館日は文学研究科図書館に準ず)    □書庫(1階〜3階)    学内の方はどなたでも入庫でき固定書架(※一部を除く)から順番待ちせず雑誌を手に取ることができます。    □閲覧室(3階)    資料を広げてグループでディスカッションもできる大テーブル無線LANが敷設された個人席を備えた、    自由な利用形態になじむラフな空間です。  ■移転作業に伴う諸注意■  雑誌の搬出準備に伴い、9月15日(火)以降の雑誌の利用はできません(※職員による出納も不可)。  また、移転作業の為、9月24日(木)・25日(金)は臨時休館します。  皆様にはご迷惑をおかけしますが、新体制の円滑な始動のため、何卒ご協力ください。  詳細はHPで随時お知らせします。    文学研究科図書館HP http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/lib/
 

【メンテナンス】J-STAGE / Journal@rchive (8/29-30)

 投稿日時:2009-08-20 (3751 ヒット)
科学技術振興機構(JST)の電子ジャーナル・プラットフォーム"J-STAGE"および"Journal@rchive"は、メンテナンスのため下記の日程でサービスを一時休止します。 【休止日時】 ■2009年8月29日(土)10:00 〜 8月30日(日)20:00  【休止するサービス】 ■J-STAGE ■Journal@rchive ○京都大学で利用できる電子ジャーナル https://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/gakunaiej.html [附属図書館電子情報掛]
 

KURENAI: 【イベント】第3回SPARC Japanセミナー/DRFtech-Kyoto を開催します(9/7-9)

 投稿日時:2009-08-18 (5310 ヒット)

9月7-9日に、京都大学附属図書館ライブラリーホールで、京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)事業に関連する、2つのイベントを実施します。 お申し込み不要、参加自由です。学外からお越しになる方は、附属図書館入口カウンターに申し出て入館してください。 ■(1)■第3回 SPARC Japan セミナー2009/RIMS 研究集会 「数学におけるデジタルライブラリー構築へ向けて-研究分野間の協調のもとに」 https://www.nii.ac.jp/sparc/event/2009/20090908.html ○日時 :  平成21年9月8日(火) 13:30-16:00  平成21年9月9日(水) 10:00-15:50 ○場所 : 京都大学附属図書館 ライブラリーホール     https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/mainlib/map/3f ○主催 : 京都大学数理解析研究所 ○共催 : 国立情報学研究所 国際学術情報流通基盤整備事業 (SPARC Japan) 京都大学図書館機構 ○概要 :   京都大学数理解析研究所(RIMS)ではRIMS研究集会「数学におけるデジタルライブラリー構築へ向けて」を開催します。2005年から2008年までに開催した研究集会「紀要の電子化と周辺の話題」では主に数学系ジャーナルおよび紀要等の電子化に関する研究成果の発表と諸分野との情報交換とが中心でした。今回は世界的なDigital Mathematics Library(DML)構築の流れを受け、これまでに蓄積した成果および問題意識を諸分野の各ジャーナルおよびデジタ ルリポジトリと共有し、同時に諸分野の成果と問題点との関わりを議論する場とします。数学と直接の関連をもたない研究分野のジャーナルでも数式を含む論文が多数含まれることは珍しくありません。数学においても多様なメディア等への対応、computationの発達に伴うeScience的なデジタルライブラリーの構築には諸分野での経験が活かせると考えます。日本において学術情報コミュニケーションを実際に担うグループは必ずしも大きくなく、数学分野と諸分野との相互交流を深めることで学術コミュニケーション全体を活性化することは必ずそれぞれの分野に還元されるはずですので、この機会にご参集いただければ幸いです。  研究代表者:行木 孝夫(北海道大学大学院理学研究院) ●プログラム ---------- 9月8日(火) ---------- 13:30-14:10 麻生和彦(東京大学数理科学研究科) 「東京日光シンポジウム(1955)講演音声テープのデジタル化とその活用方法」 14:30-15:00 西村暁子(京都大学附属図書館情報管理課) 「図書館の電子ジャーナル化事業:KURENAIの数学文献を中心に」 15:20-16:00 佐藤翔(筑波大学図書館情報メディア研究科) 「機関リポジトリのアクセスログ解析:分野別傾向」 ---------- 9月9日(水) ---------- 10:00-10:50 高久雅生(物質・材料研究機構科学情報室)、 谷藤幹子(物質・材料研究機構科学情報室) "NIMS eSciDoc - a Subject Repository in Materials Science and Its Applications Towards eScience" 11:00-11:50 Malte Dreyer (Director, Max Planck Digital Library, Germany) "eSciDoc, Data Repository in Science --- Trends and Practice in Europe" 13:20-13:50 行木孝夫(北海道大学大学院理学研究院)、黒田拓(北海道大学大学院理学研究院) 「国内数学系ジャーナルの概要とDigital Mathematics Library」 14:00-14:30 横井啓介(東京大学大学院情報理工学系研究科)、相澤彰子(国立情報学研究所) 「デジタルライブラリーにおける類似数式検索」 14:40-15:10 鈴木昌和(九州大学大学院数理学府) TBA (文書処理における数式認識技術) 15:20-15:50 Mira Waller and David Ruddy (Project Euclid) TBA (Overview of Project Euclid) プログラムについて詳しくは、下記の案内をご覧ください。 https://www.nii.ac.jp/sparc/event/2009/20090908.html ■(2)■DRF技術ワークショップ(技術と研究が出会うところは) 「Workshop of Application of Repository Infrastructure for eScience and eResearch ----研究成果やデータを永久保存していく活動へ向けて」 ○日時:  2009年9月7日(月)13:00-16:30 ○場所:京都大学附属図書館ライブラリーホール     https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/mainlib/map/3f ○主催:Digital Repository Federation (DRF), 独立行政法人物質・材料研究機構 ○共催:京都大学図書館機構 ○対象:IR技術者(思想設計・システム開発にかかわってきた人)     IR利用者(研究者・研究分野を超えて主役として成果の保存と発信に関心のある人)     そのほか一般の方の参加も歓迎します ○企画趣旨:  研究成果やデータを永久保存していく活動は、研究組織の維持や発展のために必要なシステムであると同時に、研究者のセルフアーカイブすなわちprivate libraryとして日常的に利用でき、かつ発信力をもって流通することが可能な仕組みに研究者も関心を持つようになりました。例えば研究室内の研究成果や実験データなどを研究室サーバーに集積して、研究室内で共同利用したり、個人でデータベースを構築してホームページから公開することも普通に行われるようになりました。そのような日常において、安定し、永続的に継承できる知識アーカイブとしての仕組み(インフラストラクチャ)が、昨今の様々なウェブ技術や無料サービス、あるいはオープンソースのソフトウエアで実現できるようになり、それらをデジタルアーカイブ(リポジトリ、データベース)あるいはeScience,eResearchと称して研究環境全体を包括して捉えられる時代にまで進んできました。そのような中で、技術志向に陥ることなく、しかし研究者の体温にあったアーカイブ環境はいかなるもので、それに応える技術やウェブ社会の方向性、といったところをざっくばらんに話す座談の場として本ワークショップを企画しました。研究分野や年代による違い、あるいは組織や国を超えて、科学研究の永続的な保存と発信に向かって、認識を共にする方々の参加をお待ちしています。また飛び入りプレゼンも歓迎します。  物質・材料研究機構 谷藤幹子・高久雅生 ●プログラム <テーマ1 研究環境を理解する> 13:00-14:30 研究者が日常的に使う情報環境と望むこと(資源、データ形式、取り出し、自前DBとの同期など).研究分野を越えたメタデータ/コンテンツ共有の必要性・可能性・問題点 ・行木孝夫(北大、数学分野、研究者視点) 「Network of Digital Repository in mathematics community」 ・轟眞市 (物材機構研究員、材料科学分野、研究者視点) 「セルフアーカイビング事例から読み解く、研究情報環境が備えるべき機能」 ・植田憲一(電通大教授、研究者視点)、米田仁紀(電通大准教授、研究者視点) 「(演題未定)」 <テーマ2 情報環境を共有する> 14:30-15:50 世界で進むデータアーカイブの動き、日本のIRアプリケーション(今やっていること、考えていること)、そのためのリポジトリアプリケーションの可能性・実効性 ・坂東慶太(My Open Archive、システム視点) 「草の根リポジトリ活動から見た、学術流通とリポジトリ」(仮題) ・Malte Dreyer (マックスプランクデジタルライブラリー、インフラ視点) 「New phase of eSciDoc -- Solution for eScience, Comparison of IRsoftwares」 ・高久雅生 (物材機構エンジニア、システム視点) 「NIMS eSciDoc -- a feedback from Japanese aspects」 <テーマ3 横断的にディスカッション> 15:50-17:30 将来の科学情報資源をざっくばらんに議論しましょう。YouTubeなどの画像、FaceBookなどのSNS、蓄積した情報資源の活用技術(辞書化、意味検索、分類、編集からパーソナライズまで) ・杉田茂樹、鈴木雅子(デジタルリポジトリ連合) 「“Beyond Institutional Repositories”及び“Beyond Romary & Armbruster on Institutional Repositories”レビュー」 ・長神風二(東北大脳科学グローバルCOE特任准教授) 「リポジトリからe-Scienceへ:サイエンスコミュニケーターからの提案」(仮題) プログラムについて詳しくは、下記の案内をご覧ください。 [図書館機構]

 

KURENAI: 収録論文数が4万件を突破! / 【特別インタビュー】農学研究科・寺本好邦助教

 投稿日時:2009-08-14 (6737 ヒット)
2009年7月21日、京都大学の研究・教育成果を発信する論文アーカイブ「京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)」の収録論文数が4万件を超えました。 4万件目は、農学研究科・寺本好邦助教の学術雑誌掲載論文、 ■Teramoto Y, Lee S-, Endo T. Cost reduction and feedstock diversity for sulfuric acid-free ethanol cooking of lignocellulosic biomass as a pretreatment to enzymatic saccharification. Bioresource Technology. 2009;100(20):4783-9. http://hdl.handle.net/2433/80167    となりました。 4万件目を記念して、寺本好邦先生にインタビューをお願いしました。 ●寺本好邦先生 - 京都大学大学院農学研究科森林科学専攻生物材料機能学講座 (助教) http://www.fukugou.kais.kyoto-u.ac.jp/teramotoj.htm http://www.fukugou.kais.kyoto-u.ac.jp/frame_indexj.htm Q1: ご専門の分野について教えてください。
A1:木材とその構成成分(セルロース,リグニン等)をはじめ,関連する多糖類など各種生物由来素材を対象に,その分子・材料特性を究めつつ,異種素材との複合化による機能材料化やリファイニングによるエネルギー変換に関する研究を行っています.
Q2: 今回の論文はどのような内容でしょうか? また、研究の進展によってどのようなことを明らかにしようとされているのでしょうか?
A2:今回の論文は,木材からのバイオエタノール生産に必要な前処理技術について報告するもので,主に前の所属先の(独)産業技術総合研究所で検討した結果がベースとなっています.原油価格高騰の折にしばしば報道されたガソリンに代わるバイオエタノールは,既にトウモロコシデンプンや砂糖(ショ糖)から生産され上市されています.その一方で,単位面積当たりの蓄積量が大きく食糧用途と競合しない木材に含まれるセルロースをグルコースに変換(糖化)し,それを発酵してエタノールを生産する技術を確立しておくことは,長期的には重要な課題です.セルロースもデンプンもグルコースが繋がった構造をとっていますが,結合様式が異なるため前者は強固な分子が集まった結晶構造をとっています.さらに樹木中のセルロースは,分子集合体レベルではリグニンやヘミセルロースと複合化されており,それらが集まって細胞?繊維?繊維集合体に至る階層構造を有しています.階層構造があることで樹木は巨大生物として生き長らえることができるのですが,逆に言えば樹体支持を目的とした構造をバラバラにして糖化に持ち込むのは一般には困難です.そのため,木材糖化には厳しい処理が必要という先入観があるのですが,この論文ではエネルギー投入量やプロセスの環境対策を考慮した穏やかな処理でも木材の酵素糖化率を高められるということを実験的に示しました.今後はこの処理の効果を構造論的に解明し,酵素糖化率と構造要因の相関を示す何らかの尺度を見出すことが課題です.
Q3: 今回KURENAIに登録していただいた論文をどのような方に読んでもらいたいですか?
A3: 私自身はこれまで恵まれていましたが,研究環境によっては電子ジャーナルを気軽に使えないところもあるかと思いますので,そういうところへの情報発信に繋がれば良いと思います.身近なところでは投稿論文の体裁を知りたい学生さんにも向いているかもしれません.
Q4: 先生のご専門の分野ではどのような学術雑誌に1年間でだいたいどれくらいの数の論文を投稿されるが一般的ですか?
A4: 私の分野の助教クラスの研究者であれば,自分が密接に関わった論文を1年間に2報以上は発表したいと考えていると思います.個人的には,自ら進めている研究のほかに,現状では修士課程を修了して就職する学生さんが多いので,在学中に学生さんがメインで論文を執筆し国際的なジャーナルに1報は投稿できる状態にしておくというのが理想的だと考えています.それが間に合わなくても,そう遠くない時期に学生さんが著者となった論文を投稿することを目標としています.
Q5: 先生が論文を収集・執筆される際によく使われる電子ジャーナルやデータベースは何でしょうか?
A5: 普段はWeb of Science(Thomson Reuters社)を主に使っています.論文執筆の際に,より幅広いデータを統合的に検索できるSciFinder Scholar(CAS)を使うことがあります.
Q6: 京大の研究成果をインターネット上に公開するKURENAIの取り組みについてご意見・ご感想をお願いします。
A6: 国際的なジャーナルで成果発表するのが一般的な分野でも,研究者のウェブサイトの業績欄からリポジトリに,著作権のことをあまり気にせず(?)リンクを張れるので,中身の濃い情報発信ができる使いでのあるサービスだと思います. これからどんどん全国の大学等でデータ蓄積が進んでいくことと思いますが,その先には国内の大学等を統合したデータベースに,さらには世界的なデータベースへの統合が進むのでしょうか.どの程度の規模がベストなのかはわかりませんが・・・.
*(図書館補足)学術雑誌掲載論文の著作権は学術雑誌出版社側に移譲されていることが一般的ですが、その利用条件の1つとして、所属機関のホームページで原稿を公開することを認める、としている出版社も多くあります。リポジトリ事業では、その点を考慮し、大学の研究成果を大学自身が広報するという立場で論文を主に原稿形式で公開しています。  なお、先生のご指摘のとおり、国内の統合データベースとしてCiNiiJAIROから、世界的規模ではGoogle/Google ScholarScopusからも、KURENAIの収録論文を検索することが可能になっています。 寺本先生、お忙しい中、研究活動や研究成果の発表の仕方がよく分かる丁寧なコメントありがとうございました。 KURENAI事業では、寺本先生にご指摘いただいたように、電子ジャーナルを気軽に使えない多くの研究の現場に、国際的ジャーナルに掲載される京都大学の最先端の研究成果を届けられるように、努力していきたいと思います。 また、研究者ご自身の業績リストを補完するものとして、研究活動の広報に使っていただけるような事業にしていきたいと思います。 ◆京大論文アーカイブ【KURENAI(京都大学学術情報リポジトリ)】   KURENAI(京都大学学術情報リポジトリ)   - 現在約4万件以上の京大研究者の論文を提供 [附属図書館電子情報掛]
 

KURENAI: 『数理解析研究所講究録』749-899, 1540-1600を公開

 投稿日時:2009-08-13 (5976 ヒット)
京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)で、京都大学数理解析研究所の講演記録『数理解析研究所講究録』749-899巻(1991-1995)および1540-1600巻(2007-2008)を公開しました。 ■数理解析研究所講究録 = RIMS Kokyuroku (ISSN: 1880-2818) https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bulletin/kokyuroku    ○京都大学数理解析研究所 http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/ja/index.html ◆京都大学発行電子ジャーナル (E-Journals published by Kyoto University on KURENAI)      - 現在約80誌以上の京大発行の学術雑誌を提供 ◆京大論文アーカイブ【KURENAI(京都大学学術情報リポジトリ)】   KURENAI(京都大学学術情報リポジトリ)   - 現在約4万件以上の京大研究者の論文を提供 [附属図書館電子情報掛]