KURENAI: 収録論文数が3万件を突破! / 【特別インタビュー】経済学研究科・藤井秀樹教授
投稿日時:2009-03-16
(9619 ヒット)
2009年3月3日、京都大学の研究・教育成果を発信する論文アーカイブ「京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)」の収録論文数が3万件を超えました。
3万件目は、経済学研究科・藤井秀樹教授の研究室ゼミ論文集、
■資本構成の決定要因に関する実証分析 - 業界比較を中心にして - : 藤月会論集第18号
http://hdl.handle.net/2433/70792
となりました。
3万件目を記念して、藤井秀樹先生にインタビューをお願いしました。
●藤井秀樹先生 - 京都大学経済学研究科(会計学入門/会計学/財務会計論)
http://www.econ.kyoto-u.ac.jp/~hujii/myweb/
Q1: KURENAI収録3万件目となった『資本構成の決定要因に関する実証分析 - 業界比較を中心にして - : 藤月会論集第18号』はどのような内容でしょうか?
A1: この論文は,資本構成とりわけ負債比率の決定要因を実証的に同定することで,日本企業をとりまく経営環境と,そのもとで展開されるコーポレート・ガバナンスの特徴を明らかにしようとしたものです。こうした研究は,広い意味での会計研究に属するものです。しかし,作業仮説を立てるためには経済学やファイナンス理論が必要であり,会計情報を分析するには統計学が必要です。少し欲ばりな研究手法ですが,会計研究の国際的な主流になっていますので,それを学部ゼミ(演習)の共同研究にも取り入れているわけです。私の学部ゼミでは,毎年研究テーマを変えながら,こうした実証的な共同研究に取り組んでいます。その成果を,『藤月会論集』というゼミ論文集で公表してきました。それが,今年で18号になりました。Q2: 藤月会論集は研究室のゼミ論文集ですが、どのようにこのような内容の濃い報告書をまとめあげたのでしょうか? また、そのゼミ論文集をKURENAIを通じて発信することにはどのような意義があるとお考えですか?
A2: 2回生から4回生までの3学年合同の共同研究というゼミ形式が,論文の水準を生み出す重要な源泉になっているのではないかと,私は思っています。共同研究の統一テーマは,たとえば平成20年度であれば「資本構成の決定要因に関する実証分析」というようにゼミ全体で決めますが,実際の研究作業は,統一テーマをブレークダウンしたサブテーマにもとづいて,7〜8名の小グループで進めていきます。私のゼミナールには,各学年に約10名ずつ,3学年で約30名の学生が在籍していますので,これを4グループに分けると,1グループがだいたい7〜8名になります。この小グループのなかで,3回生が共同研究の中心的な役割を果たし,2回生はその補助をしながら各種の研究スキルをラーン・バイ・ドゥーイングで3回生から吸収していきます。4回生は過去の経験にもとづいて2・3回生にアドバイスしたり,研究作業の一部を担当したりします。必要な場合には,海外のジャーナルに掲載されたペーパーも参考にしながら研究作業を進めていきます。こうした3学年の緊密で有機的な連携関係は自然発生的に出来上がったものですが,それが,論文を作成するのに非常に良い形で作用してきたと思います。そういうグループ活動を行いますので,研究作業のほとんどの部分は,ゼミ以外の時間にやっていて,ゼミは各グループの1週間の研究成果をチェックするだけの場になっています。論文の追い込みの時期に入ると,多くのゼミ生が,連日10時間以上PCと向かい合うという状態になります。そういう意味では,『藤月会論集』に収録した論文は,ゼミ生たちの膨大な研究時間の結晶です。 研究の目標水準について申しますと,ゼミ生が卒業後,海外の大学のMBA(経営学修士)コースに留学した場合に,タームペーパーまたは修士論文が書ける程度の研究スキルを習得することを目標にして,研究に取り組んでいます。 私たちは,ゼミ論文集を,1人でも多くの人に読んでもらいたいと思っています。1人でも多くの人に読んでもらうことによって,共同研究というゼミ生たちの自己実現のプロセスが初めて完結するからです。しかし,学部学生の研究論文ですから,それを学会等の学術雑誌で発表することは非常に困難であり,事実上は不可能です。それでやむなく『藤月会論集』という私製の冊子体で研究成果を発表してきましたが,それだけでは,読者の広がりの点でも,対外的なインパクトの点でも,大きな限界があります。ゼミ論文を,KURENAIという京都大学の公式的な学術情報システムを通じて発信することで,対外的なインパクトを高めながら,読者層を全国,全世界に広げることができます。つまり,KURENAIは,ゼミ生たちに自己実現の重要な機会を与えてくれているのです。その意味で,KURENAIは,私たちにとって大変有難いシステムです。Q3: 藤月会論集は、2007年の『非財務情報の有用性に関する実証研究 : 藤月会論集第16号』が「KURENAIで2008年によく読まれた論文」の第47位にランクインしました。このようにアクセスが多いことに対する先生あるいは研究室のみなさんのご感想はありますか?
A3: 卒業論文やタームペーパー等を書こうとする学内外の学生さんが,研究の参考にする目的でアクセスするケースが多いのではないかと,推察しています。各年度の研究テーマは,ゼミ生が時事的な関心にもとづいて話し合って決めていますので,話題性のあるものが選ばれることが多く,そのことがアクセス数を押し上げる要因になっているのかもしれません。いずれにせよ,多くの方々が私たちのゼミ活動に注目して下さったことを,素直に喜んでおります。また同時に,ゼミ生たちには,次年度の共同研究に向かう際の大きな励みにもなっています。共同研究の水準を落とさないように,また可能であればさらに高い水準の共同研究を目指して,今後も引き続き研鑚を積みたいと思っています。Q4: KURENAIの取組みについて一言お願いします。
A4: 学内の各所に埋もれた学術情報を掬い上げ,それを広く社会に発信するというKURENAIの取組みの趣旨を読んだときに,これこそが,私どもが長年無意識のうちに求めていたものだと思いました。KURENAIは,私どものゼミ論文のような中間的な学術情報を対外的に発信するには,理想的なメディアです。京都大学には,埋もれた学術情報がまだたくさんあるはずです。KURENAIの担当者各位が,そうした学術情報を引き続き丹念に発掘され,KURENAIのコンテンツをさらに一層充実したものとされることを期待しております。そのような取組みが,京都大学の社会的使命を果たしていくことにも繋がると思います。藤井先生、お忙しい中、勇気付けられるコメントありがとうございました。KURENAI事業では、藤井先生にご指摘いただいたように、最先端の研究成果とともに「埋もれた学術情報」を掘り出し発信することで、京都大学の研究・教育活動を重層的に発信できるように努力していきたいと思います。 ○藤月会論集 https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/24365 ○京大論文アーカイブ【KURENAI(京都大学学術情報リポジトリ)】 [附属図書館電子情報掛]
「解決しました」→【トラブル】ACSの電子ジャーナルの論文本文(1995年以前)が閲覧できない(3/10-15)
投稿日時:2009-03-16
(4335 ヒット)
American Chemical Society (ACS) の電子ジャーナルの1995年以前の論文本文(PDF)にアクセスできなくなっています。(2009.03.10)
⇒解決しました。ご利用いただけます。(2009.03.16)
ご不便・ご迷惑をおかけしました。
PDFを表示しようとすると、下記のようなエラーメッセージが表示されます。
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Your current credentials do not allow retrieval of the full text article.
You do not have access to this article because:
This article is not covered by KYOTO UNIV?s subscription to this publication, which includes articles published between 01/01/1996 and (N/A). To extend your institution’s subscription, please contact the ACS Sales Representative for your region.
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[利用できないEJ]
■American Chemical Society Legacy Archives
ACSの電子ジャーナルのうち1995年以前のアーカイブ(Legacy Archives)部分
なお、ACSの電子ジャーナルでも、1996年以降の論文本文(PDF/HTML)は問題なくご利用いただけます。
現在対応中ですので、ご不便をおかけしますが、復旧までしばらくお待ちください。
[図書館機構]
KULINEから1クリックで電子ジャーナルへ
投稿日時:2009-03-13
(21785 ヒット)
京都大学の蔵書を検索できるKULINEから1クリックで電子ジャーナルサイトにアクセスできるようになりました。
(従来は京大ArticleLinkerアイコンをクリックしないと分からなかった電子ジャーナルへのリンクがKULINEで自動的に表示されます。)
■KULINE(京都大学蔵書検索)
- https://op.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/
○KULINEから1クリックで電子ジャーナルへ
【例】 "Tetrahedron" (ISSN: 00404020)を探す
- https://op.kulib.kyoto-u.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=SB00069621
1. 検索画面の資料種別を[雑誌][電子ジャーナル]にチェック,[キーワード]に「Tetrahedron」と入力して[京大内を検索]
2. 検索結果に現れる[雑誌][電子ジャーナル]のタイトルをクリック
3. 書誌詳細画面の右上の小窓に表示されるリンクをクリック
4. 電子ジャーナル本文へ
機能上の制限のため,実際は電子ジャーナルがあってもリンクが表示されない場合もあります。
リンクが表示されなかった場合は念のため電子ジャーナルリストもチェックしてください.
□京都大学図書館電子ジャーナルリスト
- https://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/gakunaiej.html
なお,本機能は試験導入です。本導入に向けて,この機能についての感想などありましたらぜひ kuline@kulib.kyoto-u.ac.jp までお知らせください。
機能の詳細につきましては下記のサイトをご覧下さい。
- https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/service/index.php?content_id=34
[KUILINEサービスWG]
KURENAI: 『イスラーム世界研究』を公開
投稿日時:2009-03-12
(5985 ヒット)
京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)で、京都大学イスラーム地域研究センター(KIAS)が発行する学術雑誌『イスラーム世界研究』を公開しました。
■イスラーム世界研究 = Kyoto Bulletin of Islamic Area Studies (ISSN: 1881-8323)
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bulletin/kias
●京都大学イスラーム地域研究センター(Center for Islamic Area Studies at Kyoto University)
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kias/
○Vol.1 No.2 (2007-12) の目次
The Editor's Introduction to the Special Feature
KOSUGI, Yasushi
A Political Economy Approach to Islamic Economics: Systemic Understanding for an Alternative Economic System
ASUTAY, Mehmet
Community Development Financial Institutions: Lessons in Social Banking for the Islamic Financial Industry
SAIRALLY, Salma
Islamic Microfinance: A Missing Component in Islamic Banking
ABDUL RAHMAN, Abdul Rahim
Capital and Money Markets of Muslims: The Emerging Experience in Theory and Practice
TAG EL-DIN, Seif I.
Beyond the Theoretical Dichotomy in Islamic Finance: Analytical Reflections on Murābahah Contracts and Islamic Debt Securities
NAGAOKA, Shinsuke
The Islamization of the Economy and the Development of Islamic Banking in Pakistan
UL-HASSAN, Mehboob
Comparative Philosophy and Cross-cultural Dialogue in the Bosnian Context
KAHTERAN, Nevad
イスラーム世界における文理融合論 : 「宗教と科学」の関係をめぐる考察
小杉, 泰
Democratization and Islamic Politics: A Study on the Wasat Party in Egypt
YOKOTA, Takayuki
イスラームにおけるサラー(礼拝)の総合的理解をめざして : 中東と東南アジアの事例を中心に
小杉, 麻李亜
戦後イラクの政治変動とシーア派最高権威の国民統合論 : スィースターニーのファトワーから
山尾, 大
家庭の食事からみるウイグル族のつきあい : 中央アジア新疆カシュガルにおける事例から
熊谷, 瑞恵
民族医療の知的潜在力 : 持続型生存基盤パラダイムのための一考察
加瀬澤, 雅人 ; 田辺, 明生
アナトリア・スーフィズム論の射程 : トルコにおけるスーフィズム研究を中心に
ダニシマズ, イディリス
革命イランにおける政教関係の再考 : ハウザの教育機能と政治・社会的関与
黒田, 賢治
現代クウェートにおける社会変容と民主化 : イスラーム・部族・女性問題を論点として
平松, 亜衣子
スーフィズム・アンソロジー・シリーズ 1 イブン・ムバーラク『禁欲の書』解題・翻訳ならびに訳注
東長, 靖
アフガーニー思想におけるイスラームと西洋の布置図 : ジャマールッディーン・アフガーニー『物質主義者への反駁』
平野, 淳一
12 イマーム派古典期(ヒジュラ暦5 世紀まで)の主要人物年表
吉田, 京子
パレスチナ住民の政治意識研究の動向
浜中, 新吾
カタル『民主化』への静かな道のり : 第3 回地方自治評議会選挙の評価
吉川, 卓郎
現代イラク研究国際学会第2 回大会の報告
山尾, 大
Simone Ricca. Reinventing Jerusalem: Israel's Reconstruction of the Jewish Quarter After 1967. I. B. Tauris. xiii+258pp.
飛奈, 裕美
Abdulkader Thomas ed. Interest in Islamic Economics: Understanding 'riba'. Abingdon: Routledge. vi+146pp.
長岡, 慎介
Paul Dresch and James Piscatori eds. Monarchies and Nations: Globalisation and Identity in the Arab States of the Gulf. London and New York: I.B. Tauris. vii+311pp.
堀拔, 功二
Howard Federspiel. Sultans, Shamans & Saints: Islam and Muslims in Southeast Asia. Hawai'i: University of Hawai'i Press. pp. 297+xii
木下, 博子
プラクティカル研究情報の意義と役割
東長, 靖
湾岸アラブ諸国書店案内 : アラブ首長国連邦・カタル・バハレーン編
堀拔, 功二
○Vol.1 No.1 (2007-04) の目次
新時代のイスラーム地域研究とその魅力
小杉, 泰
スーフィズム/タリーカ研究の課題と展望
東長, 靖
南アジア・イスラーム研究の意義と眺望
山根, 聡
Palestine Question and Islamic Movement: The Ikhwan (Muslim Brotherhood) Roots of Hamas
TAMIMI, Azzam
The Invocation of Saints and/or Spirits by the Sufis and the Shamans: About the Munâjât Literary Genre in Central Asia
ZARCONE, Thierry
金融機関のリストアップと分類の特徴に見る現代イスラーム金融の理念的類型 : イスラーム経済学史の構築にむけて
長岡, 慎介
現代における預言者の医学 : ザンジバル臨地調査データと予備的考察
藤井, 千晶
初期マートゥリーディー学派神学におけるワリー論
丸山, 大介
Data on Zawiyas in Contemporary Zanzibar
FUJII, Chiaki
ヒズブッラーのレジスタンス思想 : ハサン・ナスルッラー「勝利演説」
末近, 浩太
現代シーア派のイスラーム国家論 : ムハンマド・バーキル・サドル「イスラーム国家における力の源泉」
山尾, 大
19 世紀後半におけるイスラーム改革者による西洋思想批判 : ジャマールッディーン・アフガーニー『物質主義者への反駁』
平野, 淳一
現代タンザニアにおける「預言者の医学」関連文献
藤井, 千晶
「現代イラク研究国際学会」の動向
山尾, 大
横田貴之著『現代エジプトにおけるイスラームと大衆運動』ナカニシヤ出版, 2006 年12 月, vii + 252 頁
長沢, 栄治
Azzam Tamimi. Hamas: Unwritten Chapters. London: Hurst & Company, 2007, 344 + xii pp.
横田, 貴之
Liyakat N. Takim. The Heirs of the Prophet: Charisma and Religious Authority in Shiite Islam. Albany: State University of New York. 252pp.
黒田, 賢治
al-Sayyid Yūsuf. Jamāl al-Dīn al-Afghānī wa al-Thawra al-Shāmila. al-Qāhira: al-Hay'a al-Misrīya al-Āmma li-l-Kitāb. 255pp.
平野, 淳一
Christopher M. Davidson. The United Arab Emirates: A Study in Survival. Boulder and London: Lynne Rienner. xi+333pp.
堀拔, 功二
[附属図書館電子情報掛]
KURENAI: 『京都大学高等教育研究』(14)を公開
投稿日時:2009-03-09
(5015 ヒット)
京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)で、京都大学高等教育研究開発推進センターが発行する学術雑誌『京都大学高等教育研究』第14号(2008-12)を公開しました。
■京都大学高等教育研究 = Kyoto University researches in higher education (ISSN: 1341-4836)
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bulletin/cphes
○14号(2008-12)の目次
Understanding Students' Perceptions of Difficulty with Academic Writing for Teacher Development: A Case Study of the University of Tokyo Writing Program
Lee, Shzh-chen Nancy ; Tajino, Akira
小規模私立大学でのグループ学習による情報教育の実践
寺川, 佳代子 ; 喜多, 一
アメリカの若手教育者・研究者養成制度に関する研究 : 日米比較の視点から
吉良, 直 ; 北野, 秋男
構成的グループ・エンカウンターを取り入れた参加型授業に対する学生の意識と評価
曽山, 和彦
キャリア教育における教育効果の検討 : キャリアに対する態度と自己の変化に注目して
中間, 玲子
大学生によるカリキュラムデザイン : 教養教育科目の選択と有機的関連づけの支援
杉原, 真晃
徳島大学におけるFD実施組織としての役割と機能 : 大学開放実践センターFD活動の事例分析より
香川, 順子 ; 川野, 卓二 ; 宮田, 政徳 ; 神藤, 貴昭 ; 曽田, 紘二 ; 奈良, 理恵
医療系教育におけるFDの展開 : 医師臨床研修必修化とFD
平出, 敦 ; 森本, 剛
大学教育研究フォーラムにおけるFD研究報告の動向 : FD義務化前の 6 年間の報告を中心として
井下, 理
朝永正三先生と佐瀬武雄さんの卒業證書
牧野, 俊郎
英語学術論文執筆のための教材開発に向けて : 論文コーパスの構築と応用
田地野, 彰 ; 寺内, 一 ; 金丸, 敏幸 ; マスワナ, 紗矢子 ; 山田, 浩
京都大学における「英語」 : 全学共通科目としての内実
桂山, 康司
ローティの大学教育論についての考察 : 偉大なる文芸作品を読むことの意味
中村, 夕衣
大学生の精神的不適応に対する予防的アプローチ : 授業の場を活用した抑うつの一次予防プログラムの改訂と効果の検討
及川, 恵 ; 坂本, 真士
相互研修型FDの組織化をめぐって(開会の辞)
大塚, 雄作
相互研修型FDの組織化をめぐって(挨拶)
尾池, 和夫
相互研修型FDの組織化をめぐって(基調報告「相互研修型FDの組織化」の可能性 : 本取組の総括(特色GP成果報告))
田中, 毎実
相互研修型FDの組織化をめぐって(シンポジウム「相互研修型FDの組織化をめぐって」(特色GP評価シンポジウム))
大塚, 雄作 ; 松下, 佳代
相互研修型FDの組織化をめぐって(シンポジウム「相互研修型FDの組織化をめぐって」(特色GP評価シンポジウム)評価コメント1)
天野, 郁夫
相互研修型FDの組織化をめぐって(シンポジウム「相互研修型FDの組織化をめぐって」(特色GP評価シンポジウム)評価コメント2)
関内, 隆
相互研修型FDの組織化をめぐって(シンポジウム「相互研修型FDの組織化をめぐって」(特色GP評価シンポジウム)評価コメント3)
山内, 正平
相互研修型FDの組織化をめぐって(シンポジウム「相互研修型FDの組織化をめぐって」(特色GP評価シンポジウム)評価コメント4)
絹川, 正吉
相互研修型FDの組織化をめぐって(シンポジウム「相互研修型FDの組織化をめぐって」(特色GP評価シンポジウム)全体討論)
[附属図書館電子情報掛]
KURENAI: 『哲学論叢』(34)を公開
投稿日時:2009-03-06
(4787 ヒット)
京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)で、京都大学文学研究科哲学研究室が発行する学術雑誌『哲学論叢』第34号(2007)を公開しました。
■哲学論叢 = Jahrbuch fur Philosophie das Tetsugaku-Ronso (ISSN: 0914-143X)
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bulletin/tronso
○第34号(2007)の目次
声と言葉
森, 秀樹
ヒュームの「理性に関する懐疑論」について
渡辺, 一弘
マクタガートに対していかに応答するべきか--ダイナミックな時間論を擁護して
佐金, 武
コミットメントに基づく規範性理解の構造--R.ブランダムによる推論主義のプログラムをめぐって
三谷, 尚澄
状況意味論によるパラドクスの分析--真理のパラドクスへの文脈鋭敏性アプローチ
金田, 明子
代数的場の量子論におけるライヘンバッハの共通原因原理
北島, 雄一郎
二次元可能世界意味論の展開(1) : 初期の二次元意味論
小草, 泰
二次元可能世界意味論の展開(2) : チャルマーズとジャクソンの認識的二次元主義
佐金, 武
二次元可能世界意味論の展開(3) : 認識的二次元主義に対する批判的応答
藤川, 直也
意識の表象理論
太田, 紘史
書評 福居純『スピノザ『エチカ』の研究--『エチカ』読解入門』 (知泉書館, 2002, xii+554p.)
浮穴, 智子
書評 J. Petitot, F. J. Varela, B. Pachoud, J. Roy, (eds.): Naturalizing Phenomenology: Issues in Contemporary Phenomenology and Cognitive Science (Stanford University Press, 1999, xxi+640p.)
呉羽, 真
書評 Oaklander, L. Nathan: The Ontology of Time (Prometheus Books, 2004, 366p.)
佐金, 武
書評 中山康雄:『言葉と心』(勁草書房, 2007, xiv+227p.)
三木, 那由他
○京都大学哲学論叢刊行会(文学研究科哲学研究室)
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/phil/Bulltein.htm
[附属図書館電子情報掛]
【メンテナンス】CiNiiほか (3/10, 3/20, 3/29-4/1)
投稿日時:2009-03-05
(3648 ヒット)
システムメンテナンスのため、CiNii(NII論文情報ナビゲータ)ほか国立情報学研究所(NII)提供のサービスが下記の日程で一時休止します。
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【休止日時】
■2009年3月10日(火)21:00 - 22:00
【休止するサービス】
■CiNii(NII論文情報ナビゲータ)
■NII電子ジャーナルリポジトリ(NII-REO)
■GeNii:NII学術コンテンツ・ポータル
(Webcat Plus、KAKEN、NII-DBR)
■Webcat
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【休止日時】
■2009年3月20日(金)09:00 - 11:00
【休止するサービス】
■CiNii(NII論文情報ナビゲータ)
■NII電子ジャーナルリポジトリ(NII-REO)
■GeNii:NII学術コンテンツ・ポータル
(Webcat Plus、KAKEN、NII-DBR)
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【休止日時】
■2009年3月20日(金) - 3月22日(日)
【休止するサービス】
■Webcat
------------------------------------------------------------------
【休止日時】
■2009年3月29日(日)09:00 - 4月1日(水)09:00
【休止するサービス】
■CiNii(NII論文情報ナビゲータ)
■NII電子ジャーナルリポジトリ(NII-REO)
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詳しくは、NIIの案内をご覧ください。
http://www.nii.ac.jp/syskan/maintenance.html
○京都大学で利用できる電子ジャーナル
https://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/gakunaiej.html
○京都大学で利用できるデータベース
https://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/gakunaidb.html
[附属図書館電子情報掛]
経済研究所図書室 : アスベスト除去工事による書庫閉鎖および図書室の利用について(-4/10)
投稿日時:2009-03-04
(2910 ヒット)
このたび経済研究所図書室はアスベスト除去工事のため、下記の日程で書庫を完全閉鎖することになりましたので、お知らせいたします。
<記>
期間:2009年3月3日(火)〜4月10日(金)
※工事期間は3月10日(火)〜28日(土)ですが、書籍の移動のため3月3日(火)〜4月10日(金)まで書庫を閉鎖します。したがって、この期間は書庫内資料の利用は一切不可となりますのでよろしくお願いします。
なお、閲覧室の利用(新着図書・雑誌の閲覧・貸出、パソコンの検索、電子ジャーナル等)は可能ですのでどうぞご利用ください。返却も受けつけします。
再び、利用者の方々には大変ご不便をおかけしますがご協力の程、よろしくお願いします。
■経済研究所図書室
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/newdb/detail.php?id=26
[経済研究所図書室]
KURENAI: 【特別インタビュー】附属図書館研究開発室・古賀崇准教授
投稿日時:2009-03-03
(6148 ヒット)
2009年1月、京都大学附属図書館研究開発室の専任教員として、古賀崇准教授が着任されました。
このたび、京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)で古賀先生の論文を公開しましたので、この機会に研究内容等についてインタビューさせていただきました。
○Koga, Takashi. Government Information and Roles of Libraries and Archives: Recent Policy Issues in Japan. Progress in Informatics. No.1, Mar. 2005, p. 47-58.
http://hdl.handle.net/2433/70382
○Koga, Takashi. Innovation beyond Institutions: New Projects and Challenges for Government Information Service Institutions in Japan. World Library and Information Congress: 71st IFLA General Conference and Council. Oslo, Norway, Aug. 14-18, 2005.
http://hdl.handle.net/2433/70380
○Koga, Takashi. Policy Issues regarding Electronic Government and Web Accessibility in Japan. World Library and Information Congress: 72nd IFLA General Conference and Council. Seoul, Korea, Aug. 20-24, 2006.
http://hdl.handle.net/2433/70381
○古賀, 崇. 学術情報流通のグローバル化と政策課題: IFLA(国際図書館連盟)関連会議参加を通じて. 京都大学図書館機構平成20年度第3回講演会「図書館の目指す先に見えるもの−図書館の未来戦略・未来地図−」講演資料(2009年2月23日).
http://hdl.handle.net/2433/70898
【特別インタビュー】
■どのような研究をなさっていらっしゃいますか?
中心的な研究テーマは「政府情報へのアクセス」です。もともと政府の情報公開に関心があったのですが、法律や規則の解釈だけでなく、図書館を通じての政府刊行物の提供や文書管理・記録管理といった具体的な仕組みをどうするか、という点にこそ情報公開改善のカギがあるだろう、という思いで研究を進めてきました。さらに、電子政府の進展とそこでの図書館・文書館・記録管理の役割、という関心からも研究を行っています。 現在では図書館と文書館(アーカイブズ)の双方に足場を置いて研究に取り組んでいますが、特に「情報政策の中での図書館・文書館の位置づけ」というのを意識しています。情報政策というのは「情報の生産・流通・利用の望ましい在り方に関して政府が定める基本的方針と、それを実現するための手段・事業」とまとめられますが、特にさまざまな関係者(ステークホルダー)がもつ利害関心と、その調停・調和の方法を意識する必要があります。大学図書館活動や学術情報の流通・利用についても、こうした政策的視点から取り組むことが必要だと考えています。■KURENAIの取組みをどのように思われますか?
意義としてまず挙げられるのは、京都大学の研究成果を広く発信し社会貢献にも寄与するという点、また多少なりとも信頼性のある情報をネット上に提供するという点です。それから大学図書館の立場から言えば、大学図書館がより主体的に学術情報の流通に関与する、また研究者とよりダイレクトにつながりをもつ、というかたちで大学図書館の存在意義の向上につながるのではないか、と思います。 今後の課題としては、まずリポジトリ上のコンテンツの保存について真剣に考える必要があります。デジタルな情報ということで、ハードウェア・ソフトウェアの更新にどう対処するか、また外部からの侵入や災害にどう備えるか、などの課題に取り組まないといけません。この点については海外の先行事例を参照しつつ、日本なりの、あるいは京大なりの解決法を構築することも求められるでしょう。 また、KURENAIの活用事例(研究成果のアピールや授業への活用など)を図書館としてどう発信するか、学術出版社との関係をどう再構築するか、などの課題もありますが、いずれも「大学図書館が学術情報流通の新しい地平を切り拓く」という点で、わくわくするような課題だと考えます。さらに、KURENAIを軸とした京大の図書館としての試みを、大学図書館界や研究者のコミュニティなどと広く共有できるようにできるといいな、と思っているところです。■今後図書館とどのような活動をなさっていきたいですか?
リポジトリをめぐる課題は上述の通りですが、より広い視点で言うと、大学活動の中で生産される情報・データ等をどう管理し活用・発信するか、という点に取り組む必要があります。この点に関しては、学内でも大学文書館、総合博物館、研究資源アーカイブなどの組織が、それぞれの使命と役割を担って活動しています。図書館としてもこれらの組織とどのような関係をつくり連携していくかが課題になると思いますし、私もこの点に貢献できればと思っています。 また、2月23日の講演(参照: http://hdl.handle.net/2433/70898 )と関連する点ですが、図書館としては「アピールしたい相手を明確にしつつ、的確な発信を行うこと」を心がけないといけない、というのを常々思っているところです。上記の講演では国際的発信という点に重点を置いたのですが、国内にしても、また学内にしても、「相手は図書館のことをどう思っているか、図書館はどう見られたいか」ということを意識する必要があります。これは最初に述べた情報政策やステークホルダーのこととつながる話です。私としてもさまざまな場面で、リポジトリに限らず「図書館の発信力」を高める ための取り組みを行っていきたいと思います。古賀先生、お忙しい中、ありがとうございました。 今後、京大リポジトリ事業では、古賀先生とご一緒にKUERNAIを成長させていく予定です。 [附属図書館電子情報掛]
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投稿日時:2009-03-02
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