この資料はドイツの雇用・労働に関する公報を19世紀後半のプロイセン政府時代から今日に至る(1876年から1990年まで)までの一世紀以上にわたり収録している。ドイツにおける雇用・労働問題を研究するにあたり、特に工業化のはじまったプロイセン期からワイマール期にいたる期間は公報等の基礎資料の入手・閲覧は困難であった。この資料にある「ドイツ工場監督官年次報告 1876-1937/38年」はこの期間の研究の空白を埋める基礎資料といえる。また第二次大戦後ドイツの連邦雇用庁、労働・社会秩序省の公報等も不可欠の第一次資料といえる。内容的にはドイツ労働史・経済史・経営史・社会史、法律学・政治学・行政学・工学(工場管理)・医学(労働科学/精神医学)等の広範な学術諸分野にわたる。
冊子体・マイクロフィッシュ, 173冊+499枚
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経済学研究科
平成7年度(1995年度)