中国南京の第二歴史档案館が所蔵する1854~1949の中国海関にかかわる一次資料である。当該機関の中国海関は、国家財政の1/4を占める関税の徴収機関であっただけでなく、貿易、海運、経済、政治、軍事、外債、賠償等に関わる重要な組織であった。この資料は、19世紀半ばの外国人税務司制度の成立から新中国成立までの業務一切に関わる英語、中国語の膨大な資料群である。中国史・中国経済史のみならず、1世紀にわたる列強と中国の関係をきわめて具体的に解明することのできる歴史的な遺産とも呼べるものである。
マイクロフィルム: 7ユニット, 372リール
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経済学研究科、人文科学研究所、東南アジア研究所
平成21年度(2009年度)