トップ  > 2019年度活動計画


基本方針

    1)学内外の機関と連携の上、研究支援を強化した次世代型図書館の検討を行う。
    2)京都大学の国際戦略に対応し、図書館サービスおよび図書館の各種活動の国際化に向けた検討を行う。
    3)学術情報リテラシー教育をはじめ、図書館による研究・教育支援体制の検証を行った上で、拡充する。
    4)今後の図書館の活動を担う、図書館員の人材育成に関与する。
    5)長期的な視野に基づき、学内図書館の施設面の充実に向けた検討を行う。

活動領域

1A)オープンアクセス推進

  • 学術論文・研究データ等の学術情報資源の保存・公開のため、メタデータおよび関連コンテンツとの連携に関する研究開発を実行する。
  • 貴重資料画像を中心としたデジタルアーカイブの構築・国際的運用を行う。
  • 国内外のオープンアクセス等、学術情報資源の管理手法の調査研究を行う。

1B)コンテンツ活用・保存

  • 学内の学術情報資源を活用した研究促進を行う。
  • 図書館が蓄積しているデータを活用した研究支援を検討する。
  • 必ずしも公開を前提としない資料を含め、多様な資料の保存方法を検討する。

1C)情報システム

  • 学内外の新規情報システムの導入・開発の動向を踏まえ、適切な図書館システム(リポジトリを含む)の構築・運用に向けた調査研究を行う。

1Ⅾ)研究データ管理

  • オープン・サイエンス化に向けた国内外の動向を視野に入れ、研究データを含めた学術情報の包括的な蓄積・発信に関する調査研究を行う。

2)国際化

  • 留学生対応をはじめ、京都大学の国際戦略に対応したサービスの検討と支援を行う。
  • 図書館資料の活用を通じた学内部局と海外の学術機関による研究プロジェクトを推進する。
  • 海外の大学図書館との連携をはじめ、図書館業務の国際化のための支援を行う。

3)学術情報リテラシー教育・講習

  • 図書館機構として、全学に共通する学術情報リテラシー能力を定義したルーブリックを開発する。
  • 全学共通科目「大学図書館の活用と情報探索」の実施、大学院全学共通科目「学術研究のための情報リテラシー基礎」への協力に加え、全学共通教育・初年次教育、学部・大学院での専門教育、ファカルティ・ディベロップメントに協力し、学術情報リテラシー教育・講習活動の全学的展開を図る。
  • 学術情報の公正な利活用を含め、学習・研究の段階に応じた学術情報リテラシー教育・講習活動を検討する。

4)人材育成

  • 長期的な視野に基づいて、次世代型図書館に必要な図書館員の育成とエンパワメントを行う。

5)図書館空間プラニング

  • 図書館の新築・改築・ゾーニングを含めた、図書館空間全般に関する企画の策定を行う。

6)その他

※なお、研究開発室の活動にあたっては、学内他部局および他大学等との協力・連携も意識して取り組むものとする。

研究開発室構成員

室長

  • 引原 隆士(附属図書館長、大学院工学研究科教授)

室員

  • 渥美 紀則(情報環境機構IT企画室助教、情報システム、オープンアクセス推進担当)
  • 天野 絵里子(学術研究支援室特定専門業務職員、オープンアクセス推進担当)
  • 元 ナミ(大学文書館助教、コンテンツ活用・保存担当)
  • 緒方 広明(学術情報メディアセンター教授、コンテンツ活用担当)
  • 喜多 一(情報環境機構長、国際高等教育院教授、学術情報リテラシー教育・講習担当)
  • 北村 由美(附属図書館研究開発室准教授、全般担当)
  • 五島 敏芳(総合博物館講師、情報システム、コンテンツ活用・保存担当)
  • 古村 隆明(情報環境機構IT企画室システムデザイン部門長(兼・企画・情報部情報システム開発室長)上席専門業務職員、情報システム<図書館システム>担当)
  • 武田 時昌(人文科学研究所教授、コンテンツ活用・保存<富士川文庫デジタル化>担当)
  • 竹山 聖(大学院工学研究科教授、図書館空間プラニング担当)
  • 永田 知之(人文科学研究所准教授、コンテンツ活用・保存、国際化<人文研高麗プロジェクト>担当)
  • 西岡 千文(附属図書館研究開発室助教、オープンアクセス推進担当)
  • 松下 佳代(高等教育研究開発推進センター教授、学術情報リテラシー教育・講習担当)
  • 湯川 志貴子(国際高等教育院附属日本語・日本文化教育センター准教授、国際化担当)

アドバイザー

  • 松井 啓之(図書館機構副機構長、経営管理研究部教授)