趣旨
京都大学では、1998年度から実施している全学共通科目「情報探索入門」を通じて、授業担当教員と図書館員との協力のもとで「図書館を中心とする情報リテラシー教育」を実施してきた。また、各種データベースの講習会や図書館オリエンテーションなども、附属図書館ほか各図書館・室で回数を重ねている。
しかし「情報探索入門」は開講から11年が経過し、履修の効果(人数制限による限界、図書館活動のアピールにどれだけつながったか、等)などを検討しつつ科目のあり方を再検討すべき時にある。また、講習会などの取り組みも、その効果面を検討する必要がある。
よってこの研究会では、「情報探索入門」など各図書館・室での情報リテラシー教育・講習の経緯と現状を再確認し、現状の改善、また将来の戦略的な活動につなげることをねらいとする。
検討課題
- 各図書館・室における情報リテラシー教育・講習活動の経緯と現状の分析
- 「情報探索入門」の内容・位置づけの検討
- 情報リテラシー教育の、より戦略的な活動に向けての検討
- 学内組織との連携(例:高等教育研究開発推進機構)