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平成24年度:授業で寄せられた質問と先生からの回答

質問 回答

【第1回】
図書館情報、および図書館の種類とその機能
10月1日

Q.附属図書館での演習は1回のみですが、本講義における情報探索はインターネットの方に置くと考えてよろしいのでしょうか。

A. 演習は蔵書検索やデータベースなどネットワーク上のツールを使用したものが主になりますが、授業全体としては、図書館や情報についての概論と活用の実際を広く取り上げる予定です。

(北村由美)

Q.Twitterのアカウントは作ったほうがいいですか?また、この講義について今後質問があったり、連絡したいことがある場合の連絡先が知りたいです

A.Twitterアカウントは必須ではありません。情報探索入門のアカウントは公開していますので、発信内容は、アカウントを作成しなくても見ることができます。
なお、授業についての連絡や質問は、授業時間内にしてください。また、授業時に随時アンケートを実施する予定ですので、そこで授業内容についての質問をすることもできます。

(北村由美)

Q.分類と体系の違いは何でしょうか?

A. 『情報探索入門』の授業でも使う予定の、オンラインデータベースJapanKnowledgeを引いてみますと、『日本国語大辞典』では、以下のように定義されています。KULINE→データベースでアクセス可能です。

体系:
?個々別々のものを統一した組織。そのものを構成する各部分を系統的に統一した全体。
?一定の原理によって統一的に組織された知識の全体。

分類:
事物を共通な性質に基づいて種類に分けること。同類のものをまとめ、全体をいくつかに区分して体系づけること。

学問の重要な役割は、世の中の事象や現象の内容を明らかにすることによって、それらをある種の因果関係(体系)の中に位置づけることだといえると思います。今話題のiPS細胞を例に考えると、医学もしくは生物学といった学問分野が持つ知識体系の中で、再生医学と分類される研究分野において万能細胞の研究を進めた結果新たな細胞が見つかりiPS細胞と名付けられたとします。その場合、iPS細胞→万能細胞→再生医学→医学の順で、より大きな概念=知識体系の中にそれぞれの概念=分類が位置づけられているということになります。iPS細胞を、生物学という知識体系の中で考えようとすると、また違った下位概念=分類の下に位置づけられるかと思います。

長くなりましたが、分類は各知識体系における「名付けの法則」であり、それを理解することによって、それぞれの体系がより深く理解できるといったところでしょうか。なお、iPS細胞の分類は、専門的にはちょっとおかしいかもしれませんが、あくまでも分類と体系の例として理解して下さい。

(北村由美)

Q.現在、書物全体が電子出版される傾向があります。現在図書館に所蔵されているものは、今後データベース化のために電子化をしていく予定はあるのですか。整理保存の観点からもすべきだと思うのですが。

A. 図書館が蔵書を電子化して公開するには、著作権処理などの課題があります。

なお、京都大学図書館機構では所蔵する古典籍類を電子化して、図書館のウェブページで公開する作業を行なっています。また、最近の本は、出版社から電子ブックの形で購入して、提供しているものもあります。どうぞご利用ください。

貴重資料画像  https://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/index.html
電子ブック一覧  https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/ebook/

(北村由美)

Q.自分のECS-IDがあるのか、自分のECS-IDが何か、確認する方法を教えて欲しい。クラシスにログインする際の「a01*****」のことか?

A. ECS-IDは、KULASISにログインする際に使用するIDです。なお、ご自身のECS-IDに関する情報は、発行している学術情報メディアセンター南館の窓口にお問い合わせください。

学生アカウント(ECS-ID)の取得(情報環境機構) http://www.iimc.kyoto-u.ac.jp/ja/services/cert/ecs_id/ecs_account

(北村由美)

【第10回】
参考資料の種々とその利用
12月10日

Q.期末試験はありますか。

A. 期末試験はありません。シラバスの「成績評価の方法・基準」にもありますように、演習ごとに課題を設定し、レポートを提出してもらい、総合的に評価します。

(北村由美)


作成日:2012.10.11 更新日:2013.1.4 附属図書館参考調査担当