「自分が書いたのではない論文が自分の名前で学術誌に掲載されている」との事案がSNSに投稿され、波紋が広がっています。当該論文は生成AIによって作成されたものと推定されています。捏造の意図は明らかになっていませんが、粗悪学術誌出版社が、名のある研究者の著作を掲載していることを装うことによって自誌の品質について印象操作を行っているのではないかとの見方もあります。
参考(解説記事):
生成AIで日本人の研究者かたり論文捏造か、収入目的の海外サイト「ハゲタカジャーナル」に掲載 https://www.yomiuri.co.jp/national/20241120-OYT1T50136/
科学知識の流通は常に虚偽と偽造の脅威にさらされています。AIによる論文創作技術により、未知の手口の不正行為が今後また新たに生じてくる可能性もあります。
など、研究活動を取り巻く関係団体の真正性・信頼性になお一層留意し、被害者、あるいは間接的な加害者にならないよう情報の把握と確認をお願いします。
[図書館機構]
[2024/11/25 投稿]