【注意喚起】悪意ある出版団体等によるなりすまし被害に注意ください
投稿日時:2024-11-25
(2310 ヒット)
「自分が書いたのではない論文が自分の名前で学術誌に掲載されている」との事案がSNSに投稿され、波紋が広がっています。当該論文は生成AIによって作成されたものと推定されています。捏造の意図は明らかになっていませんが、粗悪学術誌出版社が、名のある研究者の著作を掲載していることを装うことによって自誌の品質について印象操作を行っているのではないかとの見方もあります。
参考(解説記事):
生成AIで日本人の研究者かたり論文捏造か、収入目的の海外サイト「ハゲタカジャーナル」に掲載 https://www.yomiuri.co.jp/national/20241120-OYT1T50136/
科学知識の流通は常に虚偽と偽造の脅威にさらされています。AIによる論文創作技術により、未知の手口の不正行為が今後また新たに生じてくる可能性もあります。
- 自分が、悪意ある他者のなりすまし被害に遭っていないか
- 自分の関与する学会やその刊行誌等が、悪意ある他者のなりすまし被害に遭っていないか
※「生存圏研究所の学術誌『Sustainable Humanosphere』を名乗る偽雑誌について(https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news/2020-04-15)」等参照) - 善意でひきうけた査読・編集委員就任によって、悪意ある他者の不正行為に加担・助力することになっていないか
など、研究活動を取り巻く関係団体の真正性・信頼性になお一層留意し、被害者、あるいは間接的な加害者にならないよう情報の把握と確認をお願いします。
[図書館機構]
[2024/11/25 投稿]
- 【復旧しました】【図書館機構】Taylor & Francisの電子ジャーナルへのアクセスが遮断されています (2025-01-17)
- 【データベース】Sociology Source Ultimate トライアル (~2025/03/31)のご案内 (2025-01-06)
- 【図書館機構】国のOA基本方針および研究データ関連の研究支援サービスのお知らせ (2024-12-11)
- 【図書館機構】「シン・マップ」を公開~約40の全学図書館・室のマップが分かりやすく生まれ変わりました!~ (2024-12-02)
- 【図書館機構】電子ジャーナル、データベースのご利用に関する注意 (2024-12-02)
- 【電子ブック】EBSCO eBooksを学外から利用するには (2024-11-26)
- 【注意喚起】悪意ある出版団体等によるなりすまし被害に注意ください (2024-11-25)
- サービスを再開しました→【緊急メンテナンス】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ(2024年11月25日) (2024-11-25)
- 【図書館機構】2024年度京都大学図書館機構講演会「研究データの持続可能なライフサイクル構築へ向けて」 (2024-11-14)
- 【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 西田幾多郎が長男の死を悼んで寄贈した本を公開しました (2024-11-13)