⑩ 蠶飼絹篩大成(コガヒキヌブルヒタイセイ)
成田重兵衛著、増田春耕序、小山寛嶺画 
文化10(1813)成・凡例、同11(1814)序 写本

 幕初以来、各藩の生産奨励と、糸割符制による生糸の輸入制限とによって、日本国内の養蚕業は飛躍的な発展をとげた。本書は、養蚕技術を平易に解説したもので、写本によってのみ流布した。個人が丁寧に書写し彩色し架蔵していたものが、大惣に買い取られたのであろう。
(9-28サ2 大惣番号札剥落)

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