⑥ 日蓮大聖人御傳記(ニチレンダイシャウニンゴデンキ) 
著者未詳 延宝9(1681)刊

 大惣による、いろは分類で「ま」「よ」を与えられている仏教書には、特定の宗派に対する偏重も、あるいは排斥も認められない。中世以来しばしば対立してきた「念仏」と「法華」も、大惣の書庫の中では取り立てて区別されておらず、この「日蓮大聖人御傳記」は「ひらかな親鸞聖人御一代記」(ま千百五拾弐全弐)と同じ「ま」の分類が付けられている。      
(1-21ニ6 ま千三百拾壱全六冊ニ)

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