⑨ 砂糖製作記(サタウセイサクキ)
東都 木村又助喜之著・自序、松本保固跋 寛政9(1797)序・跋

 中国福建省から甘蔗と製糖法が薩摩に伝わったのは慶長15年(1610)であった。その後、宝暦ごろに紀州で安田泰という人物が砂糖生産に成功する。本書の著者木村喜之は安田泰に技術を学び、それを公刊した。展示部分は、甘蔗を二人押し轆轤で絞り、汁を集めているところ。
(8-06サ1 大惣番号札剥落)

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