外科訓蒙図彙(げかきんもうずい)

 宝暦八年(1758)五月、伊良子光顕が伏見平戸刑場で解剖したときの記録。光顕の祖父道牛は、カスパル流外科(蘭館医カスパルの門流)の人物として名高く、ドイツ人レンメリンの解剖書を所持していた。光顕もその影響を受け、早くから人体解剖を志していた。本書は明和六年(1769)刊。

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