研究データを公開する際には、適切なデータリポジトリを選ぶことが大切です。
データリポジトリには、分野別リポジトリ・機関リポジトリ・汎用リポジトリといった種類があります。
研究助成機関や論文投稿先にデータリポジトリに関するポリシーがあれば、それに適合したデータリポジトリを選ぶ必要があります。
また、ご自身の研究分野に、広く認知されている分野別リポジトリがすでにあるなら、そこを第一の選択肢とするのが適切と言えます。
そのような分野別リポジトリがない場合、データリポジトリを選ぶ際に一般的に考慮すべき点は、たとえば以下のようなものがあります。
Data Repository Selection Decision Tree for Researchers in the Earth, Space, and Environmental Sciences (Enabling FAIR DataCommunity, Ruth Duerr, Danie Kinkade, Michael Witt, & Lynn Yarmey. 2018)は、選び方の一つの参考になります。
CoreTrustSealは、データリポジトリの信頼性認証の仕組みです。CoreTrustSealを持つか否かは、データリポジトリ選択時のポイントの一つとなります。
ほか、出版社が推奨リポジトリを紹介していることもあります。
京都大学学術情報リポジトリ「KURENAI」は、京都大学の構成員であれば、どなたでも登録できる京都大学の機関リポジトリです。2019年6月の運用指針改定により、「各種研究成果物の根拠となる研究データ」の登録も可能になりました。公開の申請手続きについては「研究データをKURENAIに登録する」をご覧ください。
KURENAIはCoreTrustSealによる認証を受けていません。研究助成機関や論文投稿先の要件として認証が求められている場合はご留意ください。
分野に関わらず、幅広いデータを登録できます。
など。
などで比較できます。ただし最新の情報ではない可能性がありますのでご注意ください。