30巻6冊 古活字版 慶長15(1610)年跋刊 四つ目袋綴 刷毛目薄茶色表紙 本文料紙:楮紙 27.4×19.8cm 四周双辺 半面8行注双行 柱題:日本紀 跋:慶長15年・洛愈野子三白誌 蔵書印:「鈴鹿氏」(朱文, 印主: 鈴鹿隆啓), 「吉田神社/社司中臣隆啓/朝臣之章」(朱文,印主: 鈴鹿隆啓) 巻第一初丁右下に「宣賢」の墨書あり まま付箋あり 巻後に墨書校合奥書3丁を付す
附図 5-03||ニ||9 <19110>
"Nihon Shoki"
Chronicles of Japan compiled by Imperial command.
Vol. 7 (30 v. in 6)
Old type version.
Edo period, dated 1610.
奈良時代に編纂された神代から持統天皇一一(六九七)年に至るまでを収録した日本最初の勅撰歴史書。
巻第七にみえる日本武尊と秉燭人の唱和「珥比■利莵玖波塢須擬鵜異玖用加祢莵流」(新治、筑波を過ぎて、幾夜か寝つる)、「伽餓奈倍鵜用珥波虚虚能用比珥波苫塢伽塢」(かがなべて、夜には九夜、日には十日を) は四・七・七と五・七・七、三句ずつの片歌問答といわれるもので、『古事記』にも同じ歌がでている。卜部懐賢(兼方)が自著『釋日本紀』においてこの片歌問答を連歌の起源としている。
伝本は古写本では断簡も含めると平安時代にまでさかのぼるが、三〇巻完本として伝承されるものは少なく、内閣文庫に所蔵される永正本が現存最古といわれる。系統は平安時代からの古写本と鎌倉時代以降に卜部家の校訂を経た卜部家本の二系統に分けられる。版本は江戸時代になって初めて神代巻二巻が慶長四(一五九九)年に刊行された(慶長勅版)。
本書はその次に刊行された慶長一五年三白の跋をもつ古活字版で、三〇巻揃って刊行されたはじめての版。鈴鹿家旧蔵書。(C)
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