28巻5冊 刊本 卜部懐賢釋 [江戸時代]刊 五つ目袋綴 刷毛目薄茶色表紙 本文料紙:楮紙 26.7×20.8cm 四周単辺 半面8行注双行 標題は巻第二以降の首尾題及び柱題による 巻第一の首題:釋日本書紀
附図 平松||第1門||シ1 <147046>
"Shaku-Nihongi"
Commentary of Nihon-Shoki by Urabe-no Kanekata.
Hiramatsu collection.
Vol. 24 (28 v. in 5)
Edo period.
卜部懐賢(兼方)による『日本書紀』の注釈書。
巻二四「和歌」の部において「凡連歌意者如辞是者連歌之濫觴也」とのべ、〔一〕の片歌問答を連歌のはじまりとし、以来連歌が「筑波の道」とも称されるようになった。
成立は文中に見える文永一一(一二七四)ー建治元(一二七五)年の記事や正安三、四(一三〇一)年の奥書があることから、鎌倉時代中期といわれる。編者の生没年は不詳であるが、弘安年間(一二七八-一二八八)から嘉元(一三〇三-一三〇六)年間頃に記録が残る。
編者出身の卜部家あるいは分流の吉田家にとって日本書紀研究は代々家学の中心であり、鎌倉時代には古典研究も盛んになされた。懐賢はそれまでの日本書紀研究と卜部家の家学としての『日本書紀』研究を集大成し『釋日本紀』を著した。『釋日本紀』との関係を示す懐賢(兼方)書写、弘安九(一二八六)年の奥書をもつ『日本書紀』神代巻二巻の卜部家本は文化庁に所蔵されている。また注釈中には現在では散逸してしまった古典を多く引用しているため、様々な方面の研究に有用な文献ともなっている。本書は平松家旧蔵の無刊記本。(C)
|
|