1冊 写本 永禄11(1568)年写 四つ目横帳 丁子茶色表紙 本文料紙:楮紙 14.8×20.0cm 無辺界 半面不同行 内題なし,標題は後補書題簽による 末尾に「にてとゝむるてにはの事」という一文を付す 奥書:「永禄十一年戊辰七月日」 初丁上部に墨書:「山門東塔南谷淨教房 真如蔵 二百廿八善」
文 國文學||Gb||10b貴 <447662>
"Renga no Sakurei"
Learned book of renga-style poem.
Hand-written. Muromachi period, dated 1568.
連歌の付様について「ぞと云にあたりて付る」付け方など、様々に分析し、例句を挙げながら示す。伝本は、永禄一一年(一五六八)の奥書を持つ本書(永禄本)と、永正九年(一五一二)の奥書を持つ京大文学部国文研究室蔵の一本(永正本)のみである。永正本は永禄本を増補したものと考えられる。
本書の作者・成立事情について語る序文には、「連歌の作例」について、志の深い人々が集まり、先達から聞き置いたことを「雨夜のながき」に語り合ったものを書きとどめたのだ、とある。宗長作とされる『雨夜の記』の諸本は、これとほぼ同文の序を備え、永禄本の例句のほとんどを有することから、永禄本『連歌作例』を増補改編したものと言える。しかし、『雨夜の記』宗長作説には疑問が呈されており、『連歌作例』の作者も未詳とせざるを得ない。
古典文庫517に本書と永禄本の翻刻がある。(H)
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