平成12年度公開展示会図録

宗祇とその門弟

 宗砌、心敬、専順の三人に師事して、その異なる作風を統一止揚したのが宗祇である。宗祇の生国出自には諸説あるが、はっきりしたことはわからない。三○歳頃から連歌に専念し、数多くの独吟を詠んで修行を積むとともに、東常縁、一条兼良、三条西実隆ら当代一流の文化人と交わり、連歌界の第一人者の地位に至る。当時は、応仁の乱により、戦国大名たちは領国に引き揚げていたが、宗祇は彼らの招きに応じて各地を旅し、地方の連歌を指導した。
 そのような中で『新撰菟玖波集』の編集が企画され、宗祇と兼載が中心になって進められ、勅撰に准ぜられた。この他、宗祇は連歌論として『吾妻問答』『老のすさみ』など数多く成しているが、その功績は連歌のみに留まらず、源氏物語、古今集、伊勢物語などの古典の講釈においても力量を発揮した。
 宗祇の門弟のうち、高弟肖柏・宗長は、宗祇と三人で製作した名高い「水無瀬三吟百韻」「湯山三吟百韻」を残している。晩年の門弟に宗碩がいる。

収録資料一覧

書名をクリックすると展示目録の本文が表示されます。


〔一六〕三島千句 〔一七〕賦何船連歌 〔一八〕伊宗両吟 〔一九〕賦何人連歌

〔二○〕賦山何連歌 〔二一〕萱草 〔二二〕春夢草 〔二三〕園塵

〔二四〕連歌ノ事 〔二五〕分葉 〔二六〕連歌作例 〔二七〕初学抄

〔二八〕住吉法楽千句 〔二九〕連歌 天正八年 (伊勢千句注)

〔三○〕伊庭千句 〔三一〕湯山聯句抄




[目次に戻る]

Copyright 2000, Kyoto University Library