平成12年度公開展示会図録

〔三二〕賦何木連歌


1軸 写本 宗牧, 宗長作 [室町時代末期]写 巻子 丹表紙 本文料紙:打雲に草木等下絵斐紙 見返料紙:布目地金銀箔置紙 19.3cm 無辺界 発句のみ聴雪作
附図 4-24||フ||1別貴 <1886209>

"Husu Naniki Renga"
Renga-style poems by Soboku and Socho.
Handscroll. Hand-written.
Muromachi period.

 この百韻は一般に『矢島小林庵百韻』と呼ばれている。
 宗長・宗牧両吟。
 大永七年(一五二七)一月一八日、宗牧は、実隆の発句「梅がゝを消あへぬ雪やにほふらん」を携え、近江国矢島小林寺の旅宿に宗長を訪ね、一巻を成した。小林寺は、一休宗純開祖の酬恩庵の末寺で、八〇歳の宗長は、京都の騒擾を避け、一休ゆかりのこの寺で余生を送ろうとしていた。
 脇「あけぼの寒みきゐるうぐひす 宗牧」
 第三「霞たつ谷の外山の春見えて 宗長」
 懐紙を巻子に仕立てたもの。
 宗牧加注本があり、桂宮叢書18に翻刻されている。(H)

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