4通(8通の内) 写本 [江戸時代, 正益]写 切紙 本文料紙:楮紙 17.9-18.4cm 無辺界
1. 伊勢物語口傳(端裏書: 若紫)
2.草のうへにをきたりける露(端裏書:草乃上ノ露)
3.御神けきやう
4.ひをりの日(首題なし, 端裏書による
附図 谷村文庫・猪4-24||レ||14 <763522>
Initiation letter on "Ise-monogatari".
4 sheets. Hand-written. Edo period.
Tanimura, Inawashiro collection.
猪苗代家の祖兼載から二代兼純、四代宗悦、宗悦の息正益へと伝授されたとあるが、真偽のほどは定かではない。帙には「連歌伝授切紙」とあるが、実際には伊勢物語の切紙である「若紫」「草の上の露」「御神けきやう」「ひをりの日」の四通である。
松永貞徳の『載恩記』には伊勢物語切紙を七通とするが、その詳細は不明である。大津有一氏『伊勢物語古註釈の研究』に拠れば、叡山坂本辺の某寺蔵の伊勢物語口伝は、文政一一年(一八二八)に切紙五通を書写したもので、「春日野の若紫のすり衣」「月やあらぬ」「草のうへにをきたりける露」「御神けぎゃう」「右近馬場のひをりの日」の五箇条を挙げている由である。また、書陵部蔵伊勢物語切紙一冊の一一箇条の切紙のうちに「右近の馬場のひをりの日の事」「おほむ神けぎゃう」の二条が含まれる由である。(H)
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