平成14年度京都大学附属図書館公開展示会
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II: 『幼学指南鈔』とその周辺—日本での受容—
3: 幼学書と孝子説話
〔II-3-2〕


標題補注蒙求(見返し部分) (図録p.80)

〔II-3-2〕  標題補注蒙求 附属図書館・清家文庫 5-67/モ/2貴
 唐・李翰撰 南宋・徐状元補注 清原業賢、清原宣賢筆 室町末期写 [重要文化財]
 巻頭李華序にある通り、歴代教訓譚を子供に学ばせる為の幼学書。本書欄外に清原宣賢の手で書き込まれた唐書李華伝付李翰伝の記事などは、宣賢の学問の精密さを示す一例である。中、下冊の奥書から、清原宣賢が享禄2、3年にわたり能登守護畠山氏に、さらに天文14年に越前守護朝倉氏に招かれ『蒙求』の講釈をおこなったことがわかる。
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