平成12年度公開展示会図録

〔一三〕かたはし


1冊 写本 [室町時代末期]写 四つ目袋綴 丁子茶色表紙 本文料紙:楮紙 13.4×21.1cm 無辺界 半面12行奥書:「法印專順作分也」, 「文明十三年六月十日/宗可」, 「永禄九年三月十二日書」 初丁右端墨書:「山門東塔南谷淨教房眞如蔵二百廿八 善」
文 國文學||Gb||12||貴 <447662>

"Katahashi"
Critical view of renga-style poems.
Hand-written. Muromachi period, dated 1566.

 連歌論書。専順作と伝えられるが、成立事情を示す信頼すべき奥書は残されていない。始めに「連歌に古歌をとりて付け侍る事誰も心得侍れども、小児の為にとて承間、片端書付て見侍るべし」とあり、以下、本歌の内容にふさわしい寄合の詞の選び方、詞の付け方のよしあし、稽古の仕方などについて具体的に説く。本書は、真如蔵旧蔵の室町時代の写本で、諸本の中でも古写に属する。諸本間に本文の大きな異同はない。
 作者と伝えられる専順は、京都六角頂法寺の僧侶で、華道池坊の宗家ともいう。七賢の一人だが、連歌の師承は明らかでない。その洗練された作風は、晩年の弟子宗祇にも受け継がれている。連歌論集3に翻刻がある。(H)

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