平成12年度公開展示会図録

〔一九〕賦何人連歌


1軸 写本 宗祇ほか作 [室町時代]写 巻子 打雲に梅ケ枝表紙 本文料紙:打雲楮紙 見返:銀泥に金銀切箔ちらし紙 17.4cm無辺界
附図 谷村文庫・猪||4-24||カ4 <763487>

"Husu Nanihito Renga"
Renga-style poems by Sogi・・・et al.
Handscroll. Hand-written.
Muromachi period.
Tanimura, Inawashiro collection.

 延徳二年(一四九〇)三月八日興行。
 発句「九重の外山も花の雲井かな 宗祇」
 脇「さくらにとをきあけぼのゝ色 賢仲」
 第三「残てや月も春の夜おしむらん 肖柏」
 連衆と出句数は、宗祇一五、賢仲一二、肖柏一四、兼載一四、玄清一一、宗長一三、恵俊一、派一一、賢久一。
賢仲:寺井伯耆守。若狭国武田氏被官の武士。宗巧と号した。
玄清:宗祇門。俗名は肥田(河田)兵庫助春仲。三条西実隆、近衛尚通に古典を学び、『新撰菟玖波集』に七句入集。種玉庵の傍らに庵を結び、宗祇離京中は留守を守った。
恵俊:『新撰菟玖波集』に三句入集、『連歌寄合』の編者。宗祇門ではないと考えられているが、同座した百韻は多い。
宗作:宗祇門弟の中でも宗長に次ぐ古参で、宗祇の『筑紫道記』の旅に同行している。
 宗祇とその高弟らが集合したこの百韻には、本書(『宗祇の研究』に翻刻)の他六本の諸本が伝わる。懐紙を巻子に仕立てている。(H)

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