1冊 写本 紹巴作および自注天正20(1592)年写 仮袋綴 素紙共表紙 本文料紙:楮紙 16.4×13.9cm 無辺界 毎半面7行 内外題なし 奥書:「紹与之本書写畢」, 「天正廿年辰小春下旬書之畢」 蔵書印:「をば/ま」(朱文,印主: 小汀利得)
附図 4-24||シ||1貴 <1883083>
"Joha Dokugin Senku"
Renga-style poems by Joha as a memorial to Shomyoin.
Hand-written. Azuchi-Momoyamaperiod, dated 1592.
永禄六年(一五六三)一二月一四日から一八日にかけて、称名院三条西公条(きんえだ)の二七日追善のため、紹巴が独吟した千句とその注釈。この千句は『称名院追善千句』と呼ばれる。
三条西公条は、実隆の嗣子で、紹巴の古典学の師。紹巴はこの公条に親炙し、その死後も忌日に墓参りをすることを欠かさなかったという。第一百韻発句は「年ごとの花ならぬ世のうらみかな」。この年一一月に宗養が没し、紹巴時代の幕あけとなる千句で、紹巴の千句では最も流布し、版行もされた。
本書は金子金治郎氏の分類による第三種注、すなわち紹巴が成田泰親に与えた自注本である。第一百韻から第五百韻までのみの写本であるが、紹巴の弟子紹与の本を以て天正二〇年(一五九二)に書写したという、諸本の中でも比較的古い写本である。本文は広島大学蔵本(『連歌古注釈の研究』)と比べ小異がある。(H)
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