1冊 写本 [二条良基撰] [江戸時代初期]写 大和綴 薄鈍色表紙 本文料紙:楮紙 23.2×15.9cm 無辺界 半面10行 内題なし, 標題は打付書外題による
附図 谷村文庫・猪||4-24||ツ2 <763468>
"Tsukuba Mondo"
Learned book of renga-style poemsby Nijo Yoshimoto.
Hand-written. Edo period.
Tanimura, Inawashiro collection.
二条良基の代表的な連歌論書。本文中に延文二年(一三五七)の『菟玖波集』撰進・准勅撰に言及していること、応安五年(一三七二)の識語を有する諸本の存在から、その間の成立と考えられる。
常陸国筑波辺に住み、定家や為家にも教えを受けたという老翁が、作者の邸を訪れ、連歌に関する問答を交わすという、いわゆる鏡物の手法を用いている。連歌の起源を伊弉諾・伊弉冉の唱和に求め、それ以来の歴史を上古・中古・近来に分けたうえで、『菟玖波集』に収められた当代の風体を模範とすべきことを説く。また、連歌は和歌と同等の文芸であること、堂上と地下が一体となって当代の連歌を導いたことなどの記述に、良基の基本的な連歌観が示されている。翻刻は、古典文学大系66、古典文庫99にある。
本書は、国会図書館本の本文に比較的近く、末尾近くに二箇所の脱文がある。(H)
|
|