近畿地区国立大学法人等職員採用 事務系(図書)第二次試験案内

FAQ

試験全般

Q.第一次試験と第二次試験の専門試験(筆記試験)を別の地区で受験できますか?

A.できません。第二次試験の専門試験(筆記試験)は、第一次試験と同じ地区で受験します。

Q.事務系(図書)とはどのような業務ですか?事務系(事務)とどのように違いますか?

A.大学の事務職員として採用され、事務系(事務)と待遇や福利厚生等に違いはありませんが、事務系(図書)は、主に大学等の図書館 ・図書室等に配属され、図書館を管理・運営し、資料や情報または環境を提供することで、大学の学習、教育・研究活動を支援することが主な仕事となります。

Q.図書の試験はどのようになっているのでしょうか?

A.事務系試験の第一次試験は、事務および図書とも共通で教養試験(筆記)があります。図書を希望する方に対しては、第二次試験として全国共通の専門試験(筆記)の後、各機関で実施される面接等の考査が予定されています。

Q.図書業務を希望していますが司書資格は必要ですか?

A.近畿地区国立大学法人等職員統一採用試験においては、受験や採用にあたって司書資格は必要ではありません。図書の専門性については、第一次試験合格者に対して、図書系専門試験(筆記試験)がありますので、そこで問われることになります。

Q.事務系の中には事務と図書がありますが併願できるのでしょうか?

A.併願はできません。技術系も含めて、1区分のみの出願となります。

Q.採用では文系の人が有利なのでしょうか?

A.有利・不利がでることはありません。さまざまな分野の資料を扱いますので、幅広い専門の方を採用しています。

Q.図書系専門試験(筆記)に向けて具体的にどのような勉強をすれば良いでしょうか?

A.過去の図書系専門試験問題を参考にしてください。大学図書館と学術情報流通の動向に関する理解も問われますので、大学図書館のほか高等教育や学術研究に関連する近年の政策文書に目を通しておくとよいでしょう。

勤務時間・休暇・ワークライフバランス

Q.シフト勤務がありますか?土日祝の勤務はどれくらいの頻度で回ってきますか?

A. 勤務する大学によって異なります。勤務時間は原則1日7時間45分で完全週休2日制ですが、利用者サービスを担当する部署では、開館日時に合わせて勤務日や勤務時間帯を変更する場合などがあります。

異動・勤務地・昇進

Q.配属先はどのようにして決まるのでしょうか?異動の間隔はどのくらいですか?

A.配属先は採用する機関が、人材育成の観点からさまざまな部署の経験を積めるよう、様々な要素を考慮して決定します。本人の適性はもちろん、その時々の状況に応じた配属になりますので、決まったパターンはありません。採用後は数年毎にいろいろな係を異動して経験を積んでもらう場合が多いです。

Q.異なる大学への転勤がありますか?ある場合どのくらいの頻度であるのでしょうか?

A.原則は、採用された機関の職員として、その機関で仕事をしますが、所属する機関によっては、研修という形で近隣大学や文部科学省などと2年から3年程度の人事交流により、経験を積む機会があります。交流機会は、本人の希望と機関の養成方針に依るため、交流先や回数はいろいろです。またキャリアパスとして、課長職 (管理職)になると他大学への異動の機会が多くなります。

Q.図書系で採用されて一般の事務系への転属がありますか?

A.採用試験として図書系の専門試験があるため、原則ありませんが、例外的に図書系以外の事務系部署へ異動することもあります。

Q.図書系採用がない場合、まず事務系で採用してもらって、いずれ図書館へ配属してもらうことは可能ですか?

A.大学によっては、事務系の異動の一環で図書館に配属される場合もありますが、大学全体の配置計画がありますので、基本的には難しいと考えてください。

Q.昇進はどのような仕組みですか?

A.係員・主任・係長(専門職員)・課長補佐(副課長)・課長・部長といった職階があり、経験や能力に応じて昇進します。本人の意欲も勘案されます。

スキルアップ・研修制度

Q.働かれている方はどのように自分のスキルアップをしていますか?

A.所属大学の職員研修から図書館職員向けの専門的な研修まで、様々な研修への参加機会があります。大学図書館業界は横のつながりも強く、研修を通じて他大学の図書館職員と触れ合う機会もあり、とても良い経験になります。

Q.大学図書館での仕事に英語のスキルはどれくらい求められますか?

A.大学図書館の仕事では、英語での利用者対応、広報など図書館制作物の英訳、英語論文の検索と内容把握、海外調査など、英語力が幅広く必要になってきます。ただし資格は求めていません。また就職後からでも、スキルアップは可能です。英語力を高める研修などが準備されている大学も多くあります。

Q.大学図書館の仕事で求められるスキル、今後新たに求められることを教えてください。

A.PCの基本操作能力、語学力、コミュニケーション能力といった基礎的能力のほか、図書館業務の多様化に伴い、ITやデータマネジメント、プログラミングなどの知識の必要性も高まってきています。しかし、必ずしも即戦力を求めている訳ではありません。自分で見て、聞いて、身につけていく力があることが重要です。スキルももちろん大事ですが、色々習得していきたいというポジティブな気持ちを大事にしてほしいです。