6巻1冊 写本 宗祇作 [室町時代]写 大和綴 網目地鴬茶色布表紙 見返:金銀切箔ちらし紙 本文料紙:斐紙(楮入か) 22.4×17.4cm 無辺界 半面11行 奥書:「此一帖者連歌好士宗祇以自句/編集之誂青蓮院准后加/清書於外題宗祇依所望染/禿筆者也/于時文明六年夾鐘下澣書之」,「此一冊彼好士依懇望難黙止/加愚筆之處式部卿宮披讀之次ゝ録右奥書行而巳」, 「于時文明第六閼蓬敦仟/歳沽洗下一作龍?之/北麓野叟」
附図 谷村文庫||4-24||ワ1 <763393>
"Wasuregusa"
Renga-style poems by Sogi.
Album. Hand-written.
Muromachi period.
Tanimura collection.
宗祇の第一自選句集。 巻頭は「月の秋はなの春たつあしたかな」で、発句の部は立てず、四季の各部のはじめに収録する構成になっている。関東下向中の句を中心に、発句二百余、付句七百余を収める。著名な発句「世にふるはさらに時雨のやどり哉」も、ここに収録されている。
成立年次は明らかではないが、本書を青蓮院准后尊応が清書した旨を記す文明六年(一四七四)の奥書がある。この奥書の執筆者は、足利義政に擬せられてきたが、島津忠夫氏は、谷村本(本書)の奥書の「北麓野叟(やそう)」こそが執筆者であると見なし、その人物を尊応の兄二条持通に比定している。
本書は早稲田大学図書館蔵本(影印『早稲田大学蔵資料影印叢書』20)同様、清書本系統に属し、本文も早稲田本に近い善本で、室町時代の古写であるが、若干の落丁がある。諸本の研究は、両角倉一「宗祇句集『萱草』本文考」(『山梨県立女子短期大学紀要』8)に詳しく、翻刻は古典文庫40、群書類従17下にある。(H)
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