1幅 紙本着色 江戸時代 [土佐]光高画 掛軸 千草色布表紙 50.7cm(本紙: 94.3×39.2cm) 落款:「光高/之印」 画像上部に宗祇の発句を色紙形に配す 石井家旧蔵
附図 8-42||ソ||1貴別 <719497>
Portrait of renga poet Sogi by Tosa Mitsutaka .
Hanging scroll. Color on paper.
Edo period.
宗祇の肖像画は多く伝えられ、(1)法体で端坐する座像、(2)脇息に凭れる座像、(3)旅姿の騎馬像の三種が知られている。本図は(1)に相当し、長い白髭を蓄えた宗祇が、墨染めの衣に袈裟を掛けた姿で、上畳に座す。この点は、宗祇生前の肖像(国立歴史民俗博物館蔵)と共通するが、手には何も持たず、膝の上で組み合わせている点が異なっている。京都市立芸術大学附属図書館蔵の土佐派絵画資料肖像粉本に、本図と細部まで酷似する、享保六年(一七二一)の宗祇像がある。
上部色紙型二枚には、近世頃から宗祇肖像画の賛として定着した、「うつしをくわが影ながら世のうさをしらぬ翁ぞうらやまれぬる」(『宗祇集』所載)の一首と、「世にふるは更に時雨の舎(やど)り哉」(『萱草』所載)の発句が書かれている。(H)

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