北堂書鈔

平成14年度京都大学附属図書館公開展示会

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ＩＩ: 『幼学指南鈔』とその周辺—日本での受容—
2: 類書の系譜

〔ＩＩ-2-4〕

北堂書鈔　（図録p.70）

〔ＩＩ-2-4〕　北堂書鈔　文学部
　隋・虞世南撰　清・光緒14年(1888)重刊
　各類に重要語を見出しとして立て、その下に依拠する書名と引用文を小注の形式で示す。明に到るまで刊行されず、早くに稀覯本となっており、その伝承には問題点も含むが、現存する中国類書の中では『幼学指南鈔』に比較的近い形態を伝える。この版本は、清朝考証学者が伝宋鈔本を用いて明刊本を校勘した成果をもとにしたもの。