「オープンデータとしての学術論文」
京都大学図書館機構は、京都大学重点戦略アクションプラン「オープンアクセス推進事業」の活動の一環として国際シンポジウム「オープンデータとしての学術論文」を開催します。
オープンデータは「制度面ならびに技術面における再利用性が確保された情報公開の枠組み」と認識されており、学術論文の制度面における再利用性の確保については、オープンアクセス運動で広く取り組まれてきています。一方、学術論文の技術面における再利用性の確保、すなわち機械可読性の実装については、タイトル、著者といった一部のメタデータでは実現されていますが、学術論文のその他の要素では十分に実現されていません。
本講演会では、「オープンデータとしての学術論文」に向けて、学術論文の参考文献リスト、本文という要素に注目した機械可読性の実現についての取り組みを紹介します。学術論文の参考文献リストのオープンデータ化、すなわちオープン・サイテーションについては、2019年度図書館機構講演会で扱っていることから、本講演会ではオープン・サイテーションの近年の動向を、人文社会学系分野の文献での実践例とともに扱います。また、本文の機械可読性の実現の取り組みとして、ドイツ国立科学技術図書館が中心となって欧州で進められているOpen Research Knowledge Graphを扱います。これらの講演によって、未来の学術情報流通像、そのために大学図書館ができることを考える機会としたいと思います。
■実施概要
■アンケート:
■Video (京都大学OCWサイト)
形式 | Zoomミーティング(オンライン開催) |
開催日時 | 2022年02月15日(火)13:00 - 17:00 (接続開始:-) |
講師 | 北村由美(京都大学附属図書館) |
内容 | 13:00-13:15 趣旨説明:北村由美、西岡千文(京都大学附属図書館) 【第一部:オープン・サイテーション】 13:35-13:55「オープン・サイテーションの実践1:京都大学図書館機構における紀要論文のオープン・サイテーションに向けた取り組み」 13:55-14:15「オープン・サイテーションの実践2:Building the Humanities Citation Index (HuCI): why and how?」(※字幕付き) 【第二部:Open Research Knowledge Graph(ORKG)】 15:45-16:00休憩 16:00-17:00【第三部:質疑応答、ディスカッション】(※逐次通訳付き)
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対象 | 大学図書館職員、学術情報流通に関心のある研究者および本講演テーマに関心のある方(一般公開) |
受講定員 | 300名(申込先着順) |
申込方法 | 事前申込制 申込用Webフォーム(申し込みは終了しました)。 |
締切 | 2022年02月14日(月)17:00 |
申込・問い合わせ先 | 京都大学附属図書館図書館企画課 |