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京都大学附属図書館 >  京都大学創立125周年記念 附属図書館所蔵貴重資料展示
デジタルで見る!絵物語の貴重資料展(京都大学附属図書館)
デジタルで見る!絵物語の貴重資料展 京都大学附属図書館の貴重資料がおもしろい!

京都大学創立125周年記念
附属図書館所蔵貴重資料展示についてのご案内

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京都大学附属図書館は、1899 年の開館から現在までに約 100 万冊の資料を収集し、その中でも特に貴重な資料については、 企画やテーマを変えながら100 回以上にわたる展示イベントで紹介してきました。
一方、京都大学の図書館は貴重資料のデジタル画像化 に積極的に取り組んでいます。デジタル化された貴重資料は、本学の Web サイト「貴重資料デジタルアーカイブ」で公開されており、2 万タイトル、 180 万以上の画像をご覧いただけます。

本展「京都大学創立125周年記念附属図書館所蔵貴重資料展示:絵物語の貴重資料展」は、過去に展示された資料の中から、 貴重資料デジタルアーカイブで公開されている6つの資料をWeb展示で紹介します。テーマは「絵物語」です。それぞれの資料に見てもらいたい ポイントを付けており、資料の解説や物語のあらすじもあります。
また過去の資料展を総覧できる年表も用意しました。 多種多様な資料を収集し、保管し、そして公開してきた、120年以上の図書館の歴史をぜひご覧ください。

The Kyoto University Main Library has collected approximately one million volumes of materials since its opening in 1899. Among the collections, most valuable materials have been presented in more than 100 exhibition events variety of plans and themes.
Meanwhile, the Kyoto University Libraries are actively engaged in the digitization of rare and valuable materials. Digitized rare materials are available on the "Kyoto University Rare Materials Digital Archive", where over 1.8 million images of 20,000 titles are available for viewing.

This online exhibition "Kyoto University 125th Anniversary Commemorative Exhibition of Rare Materials from the Main Library: Picture Story" introduces six items with explanations, summaries, and points of interest.
A chronological table of past exhibitions is also available. Please take a look at the more than 120 years of the library's history of collecting, storing, and exhibiting a wide variety of materials.

附属図書館所蔵の貴重資料の中から、「絵がすてき」「キャラが良い」「今読んでも新鮮なストーリー」など、
				「これこそ No.1 !」とおすすめする 6 つの絵物語をご紹介します。

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あやかりたいNo.1 塩焼き文正 SDGs No.1 付喪神絵巻 教科書に登場No.1 國女歌舞妓繪詞 美少年アイドルNo.1 烏帽子折草子 雅びな美しさNo.1 たま藻のまへ 疫病退散No.1 肥後国海中の怪(アマビエの図)

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塩焼き文正(しおやき ぶんしょう)
読んであやかるサクセスストーリー
身一つで成功したい人に

約100万冊の資料を所蔵する附属図書館でも、“読めばご利益がある”資料は貴重です。庶民の男が、職を失うも塩焼き (製塩)で財を成し、その後も幸運に恵まれるという、現代にも通じる成功物語。室町時代に成立し、江戸時代にかけて 「読めば幸運が」と広く親しまれました。身一つで成功したい人はぜひ一読を。鮮やかに彩られ、金銀も使われた豪華な奈良絵本で、 衣装の模様、植物の葉の付き方など挿絵の繊細なタッチにも注目です。

「文正の塩は体に良い」と人気になり巨万の富を築きます

「文正の塩は体に良い」と人気になり巨万の富を築きます

主要人物は衣の色が一貫しているので見分けやすい

主要人物は衣の色が一貫しているので見分けやすい

金の雲は盛上彩色、銀の雲には銀切箔が使われています

金の雲は盛上彩色、銀の雲には銀切箔が使われています

京都大学附属図書館蔵 請求記号 4-40/シ/2貴別 「しほやきぶんしょう」

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この資料の展覧会▶ 1999年 1958年 1955年
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付喪神(つくもがみ)
妖怪だけど信心深いし、情けも深い
元祖モッタイナイ精神

作られて100年経った道具には魂が宿り、人の心を惑わすといわれます。これが付喪神(つくもがみ)です。 年末の煤払い(大掃除)で捨てられた古道具たちが集まって「捨てた人間どもに仕返しするぞ」と一致団結します。 古道具たちは、さまざまな妖怪に姿を変えて悪事をはたらくものの、最後には信心が芽生え……。描かれている妖怪たちの かわいらしいことといったら!現代でもマスコットキャラクターとして人気を博すのではないかと思われます。

妖怪たちは飲めや歌えのどんちゃん騒ぎ

妖怪たちは飲めや歌えの
どんちゃん騒ぎ

お祭り行列を組んで一条通を進みます

お祭り行列を組んで
一条通を進みます

妖怪が悪事を後悔。仏門に入り修行し、成仏を果たします

妖怪が悪事を後悔。仏門に入り修行し、成仏を果たします

京都大学附属図書館蔵 請求記号 8-44/ツ/2貴別 「付喪神絵巻」

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この資料の展覧会▶ 2005年
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國女歌舞伎繪詞(くにじょかぶきえことば)
踊り舞う姿は、観衆をとりこにします
歌舞伎のはじまり、「出雲の阿国」のお話

「國女歌舞妓繪詞」は歌舞伎のはじまりの資料として歴史の教科書に紹介され、 附属図書館所蔵の奈良絵本の中でも教科書掲載第1位です。この絵を一度は目にしたという方も多いことでしょう。 出雲から京の都へ来たお国は念仏踊りを舞い、それに誘われ現れた旧知の友の霊と歌を交わし、歌舞伎踊りをします。 その後、霊は名残を惜しみつつ戻ってゆきます。彩り豊かな挿絵からは、お花見や歌舞伎踊りを楽しむ人々の情景をも うかがい知ることができます。

出雲から京の都へ向かう一行

出雲から京の都へ
向かう一行

お国の念仏踊りに誘われて友の霊が現れます

お国の念仏踊りに誘われて
友の霊が現れます

男装したお国が、霊とともに歌舞伎踊りをします

男装したお国が、霊とともに
歌舞伎踊りをします

京都大学附属図書館蔵 請求記号 4-40/ク/1貴別 「國女歌舞妓繪詞」

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この資料の展覧会▶ 1963年 1959年 1958年
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烏帽子折草子(えぼしおりぞうし)
いつの世も悲運な美少年に人は弱い
牛若丸、かっこいい!

主人公は、かの有名な源義経(幼名・牛若丸)。民衆人気の高い不遇の若武者・義経の逸話は、 『義経記』 『平家物語』 『吾妻鏡』 などの他に、舞曲や物語の形式でも数多く伝えられています。この資料は、 中世の舞曲を読み物にしたもので、義経は周囲の男性たちと比べて色白で幼く、それでいて勇ましく描かれます。 タイトルの「烏帽子(えぼし)」とは、男性が和装で被る黒い帽子。その先が左右どちらに折れているかで「源氏」と 「平氏」の区別がつくのをご存じですか?

「烏帽子(えぼし)」をかぶり、たった一人で元服の儀式を

「烏帽子(えぼし)」をかぶり、たった一人で元服の儀式を

亡き父・源義朝や兄たちの霊が夢枕に立つ迫力の場面

亡き父・源義朝や兄たちの霊が夢枕に立つ迫力の場面

83人の盗賊を倒す場面でも、色白に美しく描かれます

83人の盗賊を倒す場面でも、色白に美しく描かれます

京都大学附属図書館蔵 請求記号 4-40/エ/1貴 「ゑほしおりさうし」

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この資料の展覧会▶ 1963年 1959年 1958年
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たま藻のまへ(たまものまえ)
なぜか惹かれる“ミステリアスなひと”
上皇を虜にするなんてすごい美女ですね~

平安時代末期の京都。宮中で仕える女官「たま藻のまへ(玉藻の前)」は、 その美しさと博識で鳥羽上皇をも虜にします。ところが上皇は夢中になればなるほど原因不明の病に蝕まれていきます。 宮廷に呼ばれた陰陽師によって、病の原因と玉藻の前の素性が明らかになります。その後の玉藻の前の運命はいかに? 絢爛豪華な宮廷の様子が描かれており、玉が輝くように光を放つシーンは、「玉藻の前」という呼称のいわれとなるほどに神々しいです。

美しく聡明な玉藻の前にみんな夢中・上皇もぞっこん

美しく聡明な玉藻の前にみんな夢中・上皇もぞっこん

玉藻の前は光を放ち、闇夜のはずが真昼の明るさに

玉藻の前は光を放ち、
闇夜のはずが真昼の明るさに

あの美しい玉藻の前の正体は?

あの美しい
玉藻の前の正体は?

京都大学附属図書館蔵 請求記号 4-40/タ/1貴別 「たま藻のまへ」

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この資料の展覧会▶ 2005年 1999年
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肥後国海中の怪(アマビエの図)
今も昔もみんなこぞって描きました!
アマビエの真の姿を見てください

アマビエは疫病退散のお守りとして、またたく間に日本中に広まり有名になりました。 附属図書館所蔵の瓦版に描かれているアマビエは、夜になると海中から光とともに現れて「私はアマビエと申す者である」と名乗り、 6 年間の豊作と病の流行を予言して、自分の絵を写して人々に見せるよう言い伝えたと記録されています。 書き写してお守りとして、当時の人々も私たちと同じように病に立ち向かっていたのかもしれません。

魚? 鳥? 人魚? 不思議な姿のアマビエ

魚? 鳥? 人魚?
不思議な姿のアマビエ

弘化3年は1846年 175年以上も昔のこと

弘化3年は1846年
175年以上も昔のこと

肥後国は、現在の熊本県

肥後国は、
現在の熊本県

京都大学附属図書館蔵 請求記号 新聞文庫 絵/ヒ/1 「新聞文庫・絵」

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この資料の展覧会▶ 1985年
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参考文献

『京都大学蔵むろまちものがたり2 ゑぼしおりさうし ; 雨やどり ; 仏鬼軍』京都大学文学部国語学国文学研究室編,臨川書店,2001.

『京都大学蔵むろまちものがたり3 しほやきぶんしやう ; 天竺物語 ; ほうざうびくのさうし』京都大学文学部国語学国文学研究室編,臨川書店,2002.

『京都大学蔵むろまちものがたり10 たま藻のまへ;たまも ; はちかづき ; 七くさ ; 付喪神』京都大学文学部国語学国文学研究室編,臨川書店,2002.

『京都大学附属図書館創立百周年記念公開展示会図録』