書庫の環境整備、資料保存について、過去の学内研修等で寄せられた質問と回答をまとめました。回答は学内限定情報です。
- Q.2016-01:のりを使わないブックカバー作成システム「コリブリ」の専用カバーをレッドロット資料に使用しても、資料に悪影響はないのでしょうか。
- Q.2014-01: 和装本の綴じなおしにあたって、糸は木綿を使用して大丈夫でしょうか。それとも特別な糸(絹など)を使用すべきでしょうか。
- Q.2013-31:貴重だけれども貴重書扱いをしていない資料については、どうしても管理も中途半端になってしまいます。環境整備や保存対策が必要であることは分かっていますが、予算・手間から十分に対応できていません。どこで妥協するのか見極めが難しいです。
- Q.2013-30:所蔵するマイクロフィルムにビネガーシンドロームがすすんでいるものが増え困っています。
- Q.2013-29:すでにある用品を活用したいと考えていますが、勉強不足のため、例えば「テックリンウェット」での湿式クリーニングがよいのか判断がつかないでいます。
- Q.2013-28:地下にある書庫は空調をつけていても湿度が最大75%くらいになるので困っています。
- Q.2013-27:立地など個別の条件によって違ってくるでしょうが、本来資料管理を想定していない施設(部屋)を書庫としていて、かけられる予算や人的資源が少ない(除湿機等を気軽に購入できない、エコ推進によりエアコンの設定温度や使用時間に制限がある、まめに清掃点検ができない等)場合、効率的に環境をコントロールするには最低限どのような点から対策すべきかということは常々考えています。何をすべきか(理想)はだいたいわかっていても、実際にどこまでそれを実現できるかといえば難しいというのが、学内外問わず多くの資料保存施設の実情ではないのかと思いますので…
- Q.2013-26:研究室に貸出中の図書は、必ずしも適切な管理がなされているとは言いがたいため、研究室から返却された際にカビが発生している等している場合があります。研究室に適切な温湿度管理やホコリの除去等を求めるのも難しいので、どうしたらよいものかと思います。
- Q.2013-25:書棚の天板部分にほこりが溜まっているのですが、天板のホコリもやはりきちんと掃除したほうがいいのでしょうか?その際、いい方法があれば知りたいです。
- Q.2013-24:書庫に風をいきわたらせることの有効性はよくわかりましたが、当室で大型の扇風機を数台設置したところ、利用者から不満(風が直接当たるのは不快である等)が寄せられましたので、使用をやめました。扇風機は、無人のときに動かしておくのは危険だといわれておりますので開室時間外には使用できません。利用者の快適さと送風の有効性をどうしたら両立できるのか、悩ましいところです。
- Q.2013-23:消毒用アルコールは一般的な紙の本の他、羊皮紙、マイクロフィッシュ、CD及びCDケースなどにも使ってよいですか?
- Q.2013-22:実演では1枚の不織布でかなりの冊数を処理していたようですが、乾いてきたらアルコールを吹き付けたり不織布を取り替えのタイミングは?
- Q.2013-21:図書の外側は消毒用アルコールを含ませた不織布でということですが、中身が劣化している場合や1枚ものについてもこの方法でよいのか、または消毒用アルコールを直接吹き付けてもよいですか?
- Q.2013-20:不織布はホームセンター等で入手できますか?
- Q.2013-19:江戸時代の和書(約600部)について曝書をしたいのですが、その具体的な方法について知りたいと思います。
- Q.2013-18:ラベル類の糊は永年保存に適していますか?フランス糊を和装本の修理に使用してよいですか?
- Q.2013-17:和装本を保存袋に入れる場合、口をあけておくべきですか?
- Q.2013-16:刷毛は混毛と聞きましたが、その材料、組成比等でベストなものの規格について教えてください。
- Q.2013-15:カビを除去して温湿度計による監視を行い、除湿機を稼働させていても、また同じところにカビが生える場合があります。再度カビを発生させない為のモニタリングや環境対策について、IPMのモデルケースや特に注意すべき点について教えてください。
- Q.2013-14:古典籍の場合のカビとりはどこまでして良いですか?
- Q.2013-13:使用して良い消毒用アルコールと消毒用アルコールそのものについて(無水アルコールとの違い、よくある添加物の内容)教えてください。
- Q.2013-12:背が読めないほどのカビはアルコールで除去できないので燻蒸に出した方がよい、と言われていましたが、実際どの程度のカビに燻蒸が有効なのか、殺虫の場合の燻蒸との違いを教えてください。
- Q.2013-11:LEDライトでの目視点検で、カビかどうかみわける判断基準について教えてください。
- Q.2013-10:無水エタノールは絶対に使ってはいけませんか?
- Q.2013-09:カビ・埃、資料の素材自体の劣化等による臭気の強い室内における、カビ除去と換気以外に有効な対策・設備を教えてください。また、バイオ系の防カビ剤に効果はありますか?
- Q.2013-08:古い個人資料や古文書の受入・整理の際、紙魚などの虫を「持ち込まない」ようにするには、どのような対策が必要ですか?
- Q.2013-07:写真やフィルム等のカビ予防としては、どのようなことに気をつけたら良いでしょうか?
- Q.2013-06:地下1階から地上3階の建物で文書を保管・運用していますが、地階と3階の温湿度の差が大きいです。それぞれ、日常的にどのようなことに気をつけたら良いでしょうか?また、古い傷んだ資料はどちらのほうが保存環境として適しているでしょうか?
- Q.2013-05:処理すべきカビなのか、処理しないでよい汚れなのかの判断はどうすればよいでしょうか?
- Q.2013-04:自分でカビ取り作業ができる資料か、それとも業者に頼んだ方が良い資料なのかを判断する方法があれば教えてください。
- Q.2013-03:カビ取り作業について、下手に資料を触って、資料の状態が悪化してしまわないかどうかが心配です。
- Q.2013-02:家庭用除湿剤やシリカゲルを置くなどでカビ対策になるのでしょうか?
- Q.2013-01:書庫内で湿気のたまりやすい部分があります。特に空気清浄機等の機器を置きにくい電動書架の奥などの湿気対策を教えてください。
- Q.2012-10:書庫の特定の部分のみ異様に湿度が高く、カビが生えやすい環境になっています。集密書架のため空気の循環も十分にできません。どうしたらよいでしょうか。
- Q.2012-09:カビのようなものがついている資料について、カビがどうかの判別方法や処置方法を教えてください。
- Q.2012-08:研修(平成24年度「綴じ直して保存」)の実習前半の省略されていた「ばらす」ところを解説してください。
- Q.2012-07:研修(平成24年度「綴じ直して保存」)に関して、どうすれば表紙が本体にぴったりのサイズで作れるのですか?
- Q.2012-06:研修(平成24年度「綴じ直して保存」)に関して、分厚い資料のステープルはどうやって外すのでしょうか?
- Q.2012-05:図書館職員が修理してよい資料と修理しない方がよい資料の判別基準を教えてください。
- Q.2012-04:研修(平成24年度「綴じ直して保存」)で教わった無線綴じ本の平綴じによる修理は、どの程度の厚さの資料まで通用しますか?
- Q.2012-03:当図書室の開架書庫では、本体をステープラーでとめて表紙・背表紙をのり付けしてある本をよく見かけます。こういった資料の場合、痛んでいるものは麻糸で綴じなおすのですが、痛みの少なく状態の良い資料の場合、直すべきか迷ってしまいます。
- Q.2012-02:研修(平成24年度「綴じ直して保存」)で教わった修復は、使う頻度にもよると思いますが、何年間の状態維持を期待して、目安として、の修理でしょうか?
- Q.2012-01:資料からカビを除去する際テックリンウェットとアルコール、どちらを使用すべきでしょうか?
- Q.2011-04:資料に付いた埃の除去を業者に依頼する際に、注意する点はありますか。クロスや掃除機の使用、換気などについて教えてください。
- Q.2011-03:研修(平成23年度「包んで保存」)で作成した簡易帙で資料を包む際、用紙の周りの部分を内側へ折り込むところ、展開図からも見られるように順番が決まっているようですが、その理由は?
- Q.2011-02:研修(平成23年度「包んで保存」)で作成した簡易帙ですが、包む対象の資料はどれくらいのサイズまで可能でしょうか?
- Q.2011-01:研修(平成23年度「包んで保存」)の講義中で述べられていた資料保存の原則の内、「可逆的処置(後々にやり直しができる修理方法)」について具体例を教えてください。
- Q.2010-13:古くて脆い資料が多いです。修理できないレベルまで劣化しているものは保護封筒に入れていますが、分厚い図書などは封筒に入りません。自分達でそのサイズごとの封筒や箱を作るという方法があると思うのですが、他の図書館・図書室ではどのようにされているのか参考にしたいです。
- Q.2010-12:大型本はどのように排架するのがよいでしょうか?
- Q.2010-11:背の一部が破損している場合はどのように補修したらよいでしょうか?
- Q.2010-10:過去に使われてきたテープ類は現在どのように考えられていますか?
- Q.2010-09:光沢のある紙のページの破れも和紙で修復してよいのでしょうか?
- Q.2010-08:ラベルを貼り替える必要が生じた場合、どうしたらよいのでしょうか?
- Q.2010-07:ラベルの剥離防止のために透明な粘着フィルムを上から貼ると本に害がありますか?
- Q.2010-06:ペン等による書き込みはどうしたらよいのでしょうか?
- Q.2010-05:電話帳2冊分くらいの背幅の広い資料を補修する場合にクラフト紙のクータでは強度は弱いのではありませんか?
- Q.2010-04:図書を補修する際、身近にある道具や材料で、どういったものがセカンドベスト(ベストではないけれど、入手しやすく安全なもの)となるのでしょうか?
- Q.2010-03:研修(平成22年度「初心者のための簡易補修~よくある破損、こう直そう」)の講義資料「資料保存の考え方」にある資料保存の5つの方法のうち、「捨てる」とはどういうことですか?
- Q.2010-02:研修(平成22年度「初心者のための簡易補修~よくある破損、こう直そう」)で使用した紙の特性とその使い分けについて教えてください。
- Q.2010-01:研修(平成22年度「初心者のための簡易補修~よくある破損、こう直そう」)で使用した糊の特性とその使い分けについて教えてください。
- Q.2009-08:保護ジャケットの作成で、計測の仕方やグラシン紙の切り方がよく分かりませんでした。
- Q.2009-07:研修(平成21年度「革装丁本のレッドロット対策について」)で使用した材料の入手先を教えてください。
- Q.2009-06:研修(平成21年度「革装丁本のレッドロット対策について」)で使ったMarney’s conservation leather dressing は固くて塗りにくいです。ニートフットオイルと精製ラノリンで自作する方法はありますか。ワセリンをレッドロット対策に使用してもいいでしょうか。
- Q.2009-05:研修(平成21年度「革装丁本のレッドロット対策について」)で使ったアクリルポリマーは、将来的にも危険がないと検証されていますか。
- Q.2009-04:請求記号ラベルをビニール糊で貼るのはよいのでしょうか。
- Q.2009-03:劣化した革表紙にセロテープが貼ってある場合の対処法が知りたいです。
- Q.2009-02:革の背表紙が破れたり割れたりしている場合の処置について教えてください。
- Q.2009-01:劣化している状態の上に、ブッカーをかけることは問題ないか教えてください。
- Q.2008-10:プラスチック容器の霧吹きに入れたエタノールは化学変化しませんか。
- Q.2008-09:エタノールの取扱、保管、空き瓶の処理方法について教えてください。
- Q.2008-08:カビのクリーニング作業の後片づけについて教えてください。
- Q.2008-07:温度湿度の数値設定の目安や、測定器具の使い方を知りたいです。
- Q.2008-06:書庫に大型の除湿器を置くスペースや予算がありません。
- Q.2008-05:書庫に換気扇が無い場合はどうしたらよいでしょうか。
- Q.2008-04:クリーニングブースの作成法を知りたいのですが、ブースを使わない簡便な措置の方法もあるでしょうか。
- Q.2008-03:エタノールで拭き取り後も白い跡が残る場合の対処法、および完全にカビを除去できているかどうかの目安があれば知りたいです。
- Q.2008-02:書庫内の電動集密書架の一番下と鉄のベースにカビが発生しました。アルコールで除去することができましたが、カビの胞子がどこまで飛んでいるか気がかりです。アルコール除去は目視の範囲内しかおこなっておりませんのでアドバイスをお願いします。
- Q.2008-01:耐震工事に際してカビ対策はどのようにしたらいいでしょうか。
- Q.2007-03:空調設備が故障しましたが、なにから対応するべきでしょうか?
- Q.2007-02:書庫内のあるエリアでカビが発生しました。どうすればいいでしょうか。
- Q.2007-01:水漏れがあって、多くの範囲にわたって書架が水浸しとなり本も濡れてしまいました。まず何からすればいいでしょうか。