当部会では、年に1回、学内の図書系職員を対象とした資料保存に関する実務研修を開催しています。研修の内容は、簡単にできる補修の方法や、資料にカビが生えた時の対処法など、多くの図書館で日常的に直面する課題をとりあげ、それらに対処するための初歩的な技術や知識を学んでいただいています。
部会のメンバー等が、学外の研修や講習会で習得したスキルを各館で実践するだけでなく、学内研修として広く伝えることで、職員の保存技術の向上を目指しています。
ここでは、平成20年度以降に部会が開催した学内研修と、それ以前に能力開発研修部会が開催した学内研修や講演会のうち、資料保存に関するものをまとめています。
◆部会が開催した学内研修(平成20年度~)
- 平成26年度「京都大学における資料保存活動報告」
- 平成25年度「IPM手法で保存―カビを知って、カビを防ごう!―」
- 平成24年度「綴じ直して保存」
- 平成23年度「包んで保存」
- 平成22年度「初心者のための簡易補修~よくある破損、こう直そう」
- 平成21年度「革装丁本のレッドロット対策について」
- 平成20年度「カビの発生を防ぐ環境整備・カビ発生時の対処法について」
◆能力開発・研修部会による学内研修・講演会(~平成19年度)
人材育成部会が主催した職員研修や講演会の中から、資料保存に関するものをまとめました。
- 平成19年度京都大学図書館機構第1回講演会(実務研修「資料保存」基礎編)「古典籍の修復と取り扱い―貴重資料修復記念講演会」●関連記事:「静脩, 44(2): 1-4「図書館と本と補修」
- 平成19年度実務研修 「資料保存」中級編「資料保存箱(カイル・ラッパー)の作成」
- 平成18年度京都大学図書館機構第2回講演会「保存の科学と書庫環境」
- 平成17年度「図書館資料(無線綴じ洋装本)の保存および修復を学ぶ – 基礎コース –」
- 平成16年度「図書館資料(印刷媒体)の保存および修復を学ぶ – 基礎コース –」