7年目となる書庫環境調査により、書庫環境が望ましい状態にある図書館・室の割合は毎年増加しており、一定の改善はみられる一方で、書庫内は温・湿度管理が難しく、カビ発生事例報告は後を絶たない。併せてこれらへの対処・対策への質問が多く寄せられている。近年、資料保存においては、駆除よりも予防を重視したIPM手法(Integrated Pest Management: 総合的有害生物管理)が注目されている。今回の研修では、実際にカビ除去処理を行っている専門家を講師に招き、IPMの観点からカビについての基礎知識、予防対策等を学び、被害を最小限にとどめるとともに、カビ発生時に適切な対処が取れるような情報、知識の習得を目指した。
- 日時:平成26年1月10日(金) 13:30-15:20
- 実施要項(京都大学図書系職員研修ページ)
- 講義資料:「カビ被害の事例や防除環境について」【学内限定】
- 配布資料:「カビ被害の事例や防除環境について」【学内限定】
- 参考資料:「除湿機・送風機の導入例」【学内限定】
※今回の研修資料は学内限定情報です。学外への配布・公表はご遠慮ください。