資料のオリジナルな材質に手を加えず、シンプルかつ低コストで、破損した資料の利用を妨げずに保存するための包装容器の作成方法について実習しました。同系統の研修としては、これまでに「資料保存箱(カイル・ラッパー)の作成」(2007年度)がありますが、今回はより小型もしくは薄型の資料の保存に適した包装容器を作成しています。また実習に先立ち、どのような資料に対しては修復ではなく容器への収納が適用となるのかや、どのような種類の容器があるのかなどについて解説しました。