2022年度活動計画

基本方針

図書館機構将来構想の基本目標1〜4に基づき、国際的な動向に対応しつつ研究支援を強化した次世代型図書館に関する調査・研究・開発を行う。また、研究開発室の諸活動を通して、図書館機構における人材育成に寄与する。

活動領域

図書館機構の基本目標1:「オープンアクセスを推進し、研究活動を支援する」に対応した活動

  • オープンアクセスの推進を通して、学術情報流通を通じた研究のライフサイクル全般を支える研究プラットフォーム構築に向けた調査・研究を行う。
  • 研究プラットフォームを活用するリサーチリテラシーの体系化を行う。
  • 貴重資料画像を中心としたデジタルアーカイブの効果的なコンテンツの発信を目的とした研究開発を行う。
  • 学術論文・研究データ等の学術情報資源の保存・公開のため、メタデータおよび関連コンテンツとの連携に関する研究開発を実行する。
  • オープン・サイエンス化に向けた国内外の動向を視野に入れ、研究データを含めた学術情報の包括的な蓄積・管理・発信に関する調査研究を行う。
  • 研究データ・著書・教材などのデジタル出版に関する手法開発

図書館機構の基本目標2:「学修・教育支援を促進する」に対応した活動

  • 主に学部生を対象とする学術情報リテラシースキルと、学部高学年から研究者を対象とするリサーチリテラシーの連続性を考慮した上で、リサーチリテラシーの習得課程・手法に関する調査研究を行う。
  • 学習・研究の段階に応じた学術情報リテラシー教育用の教材を開発する。
  • 大学院全学共通科目「学術研究のための情報リテラシー基礎」、全学共通科目「情報基礎演習」での講義提供に加え、要請に応じて、学部・大学院教育への協力を通して学術情報リテラシー教育を全学的に展開する。
  • 全学共通科目「大学図書館の活用と情報探索」の再編に向けた準備を行う。

図書館機構の基本目標3:「豊富な学術資源を活用し、社会への貢献を強化する」に対応した活動

  • 図書館が蓄積している学術情報資源、データを活用した教育・学習支援、研究支援について研究を行う。
  • 必ずしも公開を前提としない資料を含め、多様な資料の保存・活用方法を、総合博物館や大学文書館をはじめ、学内部局と連携しつつ調査・研究する。
  • 附属図書館菊亭文庫の調査・研究と公開に向けた検討を行う。

図書館機構の基本目標4:「全学図書館機能の基盤を整備する」に対応した活動

  • 学内外の新規情報システムの導入・開発の動向を踏まえ、適切な図書館システム(リポジトリ、デジタルアーカイブを含む)の構築・運用に向けた調査研究を行う。
  • 第9期図書館システムのリプレイスに向けた調査研究を行う。
  • 電子ジャーナルの全学的な利用状況を把握するための、認証システムの開発を行う。

その他

  • 次世代型図書館の検討に向けて、必要に応じて柔軟に新しい取組を行う。

※なお、研究開発室の活動にあたっては、学内部局および他大学等との協力・連携も意識して取り組むものとする。