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ドイツ帝国議会議事録 (ドイツ テイコク ギカイ ギジロク)
Stenographische Berichte uber die Verhandlungen des Deutschen Reichstages

統一国家建設からナチス政権成立までのドイツ帝国議会議事録であり、第二次帝政にはじまり第一次大戦を経て、ワイマール体制の成立と崩壊に至るドイツ近代史の動きを伝える基本的な一次資料である。

近年、ドイツ近・現代史の研究にはいちぢるしい伸展がみとめられ、その結果、従来の見解にさまざまな角度から再検討が加えられている。ことにナチズムの特性と背景をめぐっては、コミンテルン・テーゼ、全体主義論的把握にあきたらず、ドイツ史の具体的状況に即して、きめのこまかい論争が展開されており、それにともなってワイマール期、帝政期に関しても新たな研究が蓄積されつつある。

本資料は、もとより、ドイツ近・現代史を研究する上での基礎的な資料であるが、広く近・現代世界の政治状況、なかんずく、革命と反革命、議会制、大衆運動、政党制を研究する上でも、有益な資料である。

Bd. 1(1867)-456(1933)

静脩 : 京都大学附属図書館報 vol. 16 no. 1 (1979.5) p. 4-5

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