【図書館機構】2021年度京都大学図書館機構講演会「オープンデータとしての学術論文」
京都大学図書館機構は、京都大学重点戦略アクションプラン「オープンアクセス推進事業」の活動の一環として国際シンポジウム「オープンデータとしての学術論文」を開催します。
オープンデータは「制度面ならびに技術面における再利用性が確保された情報公開の枠組み」と認識されており、学術論文の制度面における再利用性の確保については、オープンアクセス運動で広く取り組まれてきています。一方、学術論文の技術面における再利用性の確保、すなわち機械可読性の実装については、タイトル、著者といった一部のメタデータでは実現されていますが、学術論文のその他の要素では十分に実現されていません。
本講演会では、「オープンデータとしての学術論文」に向けて、学術論文の参考文献リスト、本文という要素に注目した機械可読性の実現についての取り組みを紹介します。学術論文の参考文献リストのオープンデータ化、すなわちオープン・サイテーションについては、2019年度図書館機構講演会で扱っていることから、本講演会ではオープン・サイテーションの近年の動向を、人文社会学系分野の文献での実践例とともに扱います。また、本文の機械可読性の実現の取り組みとして、ドイツ国立科学技術図書館が中心となって欧州で進められているOpen Research Knowledge Graphを扱います。これらの講演によって、未来の学術情報流通像、そのために大学図書館ができることを考える機会としたいと思います。
主催:京都大学図書館機構
1.日時:2022年2月15日(火) 13:00-17:00
2.場所:Zoomミーティング(オンライン)開催
3.開催方式:
(1)趣旨説明、第一部、第二部(「4.プログラム」参照)は、講演動画を事前に参加者限定で共有し、オンデマンドで視聴できるようにする。講演会終了後に、OCWで公開する。
(2)第三部(「4.プログラム」参照)はリアルタイムで実施する。第三部の動画は公開しない。
(3)事前に講演動画を視聴する時間をまとめてとれない参加者のために、講演会当日も趣旨説明、第一部、第二部の講演動画を配信する。
4.プログラム
13:00-13:15 趣旨説明
/ Video(京大OCW)
北村由美、西岡千文(京都大学附属図書館)
【第一部:オープン・サイテーション】
13:15-13:35「OpenCitations: crossing one billion citations and beyond」
/ Video(京大OCW)
Silvio Peroni (I4OC共同設立者/ボローニャ大学)
13:35-13:55「オープン・サイテーションの実践1:京都大学図書館機構における紀要論文のオープン・サイテーションに向けた取り組み」
/ Video(京大OCW)
西岡千文 (京都大学附属図書館)
13:55-14:15「オープン・サイテーションの実践2:Building the Humanities Citation Index (HuCI): why and how?」 / Video(京大OCW)
Matteo Romanello (スイス連邦工科大学ローザンヌ校)
Giovanni Colavizza (アムステルダム大学)
Silvio Peroni(I4OC共同設立者/ボローニャ大学)
14:15-14:30 休憩
【第二部:Open Research Knowledge Graph(ORKG)】
14:30-15:15「Introduction to the Open Research Knowledge Graph」(※字幕付き) / Video(京大OCW)
Lars Vogt, Sören Auer, Allard Oelen, Vitalis Wiens (ドイツ国立科学技術図書館)
公開済み動画(https://av.tib.eu/media/52956)に字幕を付与したものを配信
15:15-15:45「What can University Libraries do for Open Research Knowledge Graph?」
/ Video(京大OCW)
Sören Auer (ドイツ国立科学技術図書館)
15:45-16:00 休憩
16:00-17:00【第三部:質疑応答、ディスカッション】(※逐次通訳付き)
Sören Auer (ドイツ国立科学技術図書館)
Giovanni Colavizza (アムステルダム大学)
Silvio Peroni (I4OC共同設立者/ボローニャ大学)
Matteo Romanello (スイス連邦工科大学ローザンヌ校)
西岡千文 (京都大学附属図書館)
5.対象:大学図書館職員、学術情報流通に関心のある研究者および本講演テーマに関心のある方(一般公開)
6.参加定員:300名(申込先着順)
7.参加料:無料
8.申込方法:申込用Webフォーム:申し込みは終了しました。
申込締切:2022年02月14日(月)17:00
(申込後、申込者限定で開催前に第1部と第2部の動画を配信した際に、事前質問の受付を行います。
可能な限り2022年2月3日(木)までにお申し込みください。)
9.問い合わせ先:京都大学附属図書館図書館企画課
e-mail: kenshu-uke660kulib[at]mail2.adm.kyoto-u.ac.jp
【図書館機構講習会】1/6:録画を公開しました 学術出版の中の人が語る論文投稿&院生投稿体験談(12/15-12/22)
学術出版の中の人が語る論文投稿&院生投稿体験談
2022.01.06 追記
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「学術出版の中の人が語る論文投稿&院生投稿体験談」の録画3本を公開しました!
(1)アクセプトされやすい英語論文とは?~出版社の立場から~(講師:エルゼビア)
(2)「論文投稿で後悔しないために」大学院生の体験談を交えて(講師:附属図書館)
(3)論文投稿講座 第一線の研究者とコラボ:論文作成に役立つ研究メソッド(講師:クラリベイト)
以下URLから視聴できます。
https://cls.iimc.kyoto-u.ac.jp/x/QZSMu9
※学内限定公開のため、ECS-ID・SPS-IDでのログインが必要です。
当日参加できなかった方、参加した講習会をもう一度復習したい方は、ぜひご活用ください。
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図書館機構では、12/15(水)~12/22(水)に論文投稿に関する3つの講習会を開催します。
うち2件は、学術出版社から講師を招き、実践的な論文執筆、投稿に関するトピックを解説します。
1件は、附属図書館職員が論文の投稿先選定に必要な知識、ハゲタカジャーナルへの注意等について解説し、
学生サポートデスクスタッフが自身の論文投稿体験を語ります。ぜひご参加ください!
(1)アクセプトされやすい英語論文とは?~出版社の立場から~(講師:エルゼビア)
(2)「論文投稿で後悔しないために」大学院生の体験談を交えて(講師:附属図書館)
(3)論文投稿講座 第一線の研究者とコラボ:論文作成に役立つ研究メソッド(講師:クラリベイト)
期間:2021年12月15日(水)~12月22(水)
場所:オンライン(ZoomまたはWebEx)
お申込み:お申込みフォームはこちら!(リンク先へ飛びます)
・参加希望日の前日17:00までにお申込みください。
・お申込み内容の確認後、参加方法等をご連絡します。
・お申込みは、本学所属の方に限ります。
○録画は後日学内限定で公開予定です。申し込まれた方には、直接録画公開のご案内をお送りします。
日程と内容:
(1)アクセプトされやすい英語論文とは?~出版社の立場から~
日時:2021年12月15日(水) 17:00-18:00
講師:エルゼビア・ジャパン株式会社
内容とレベル︓(4)情報発信(研究)※
内容詳細:
論文投稿には、数々のプロセスがあります。
この講習会では、適切なジャーナルの選択、出版倫理、論文の構造、科学英語などのトピックを解説し、
学術出版社の立場からジャーナル論文執筆のヒントをご紹介します。
(2)「論文投稿で後悔しないために」大学院生の体験談を交えて
日時:2021年12月20日(月) 17:00-18:00
講師:附属図書館職員、学習サポートデスクスタッフ(教育学研究科 博士1年、経済学研究科 博士2年、情報学研究科 博士3年)
内容とレベル︓(4)情報発信(研究)※
内容詳細:
これから論文を投稿する方を対象に、インパクトファクター、査読、粗悪学術誌…等々、
論文の投稿先を選ぶ際に気を付けるべきポイントをコンパクトに紹介します。
また、学習サポートデスクスタッフの大学院生が、自身の論文投稿の体験談を語ります。
(3)論文投稿講座 第一線の研究者とコラボ:論文作成に役立つ研究メソッド
日時:2021年12月22日(水) 17:00-18:00
講師:クラリベイト 熊谷 美樹氏
内容とレベル︓(4)情報発信(研究)※
内容詳細:
論文本文の書き方や英語表現とともに、論文執筆の前後のフローにも重要なコツやノウハウがあることをご存知ですか?
アクセプトされる論文を書くために重要な研究の進め方や、Web of Scienceなどのツール活用による効率的な論文執筆フローをご紹介します。
※参考:京都大学図書館機構 学術情報リテラシー教育支援のためのルートマップ
主催:京都大学図書館機構
お問合せ:附属図書館利用支援掛
Email: ref660(アットマーク)mail2.adm.kyoto-u.ac.jp
[附属図書館 利用支援掛]
【図書館機構講習会】1/6:録画を公開しました プレゼンブラッシュアップ講座(11/15-11/26)
プレゼンブラッシュアップ講座
2022.01.06 追記
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「プレゼンブラッシュアップ講座」の録画4本を公開しました!
(1)伝える!プレゼンの「基本のキ」
(2)思考に役立つアカデミック・スキルとしてのプレゼンの作り方
(3)英語プレゼン入門:What is Scientific Presentation
(4)理系のためのプレゼンテーション
以下URLから視聴できます。
https://cls.iimc.kyoto-u.ac.jp/x/QZSMu9
※学内限定公開のため、ECS-ID・SPS-IDでのログインが必要です。
当日参加できなかった方、参加した講習会をもう一度復習したい方は、ぜひご活用ください。
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授業・研究発表など大学生活の中で不可欠であるプレゼンテーションの基本とスキルアップについて、11/15(月)~11/26(金)に講習会を開催します(各回約30分~40分)。講師は学習サポートデスクの大学院生スタッフが担当します。ぜひご参加ください!
(1)伝える!プレゼンの「基本のキ」
(2)思考に役立つアカデミック・スキルとしてのプレゼンの作り方
(3)英語プレゼン入門:What is Scientific Presentation
(4)理系のためのプレゼンテーション
期間:2021年11月15日(月)~11月26(金)
場所:附属図書館3階講習会室(先着5名まで)+オンライン(Zoom)
お申込み:お申込みフォームはこちら!(リンク先へ飛びます)
・参加希望日の前日17:00までにお申込みください。
・お申込み内容の確認後、参加方法等をご連絡します。
・お申込みは、本学所属の方に限ります。
○録画は後日学内限定で公開予定です。申し込まれた方には、直接録画公開のご案内をお送りします。
○講習会の内容だけでなく、学習をする上で疑問に思っていることがある場合は学習サポートデスクにご相談ください。
日程と内容:
(1)伝える!プレゼンの「基本のキ」
日時:2021年11月15日(月) 13:30-14:00、15:00-15:30(30分×2回)
担当:アジア・アフリカ研 博士2年
内容とレベル︓(4)情報発信(初級)※
内容詳細(担当スタッフより):
「伝える、伝わる」プレゼンのためのPPT作成・話し方の注意点を一緒に確認しましょう♪
オンライン・オフライン双方でのプレゼンで、すぐに生かせるポイントをお伝えします!
こんな方におすすめ:学部生(分野は問わない)
(2)思考に役立つアカデミック・スキルとしてのプレゼンの作り方
日時:2021年11月16日(火) 13:30-14:00、15:00-15:30(30分×2回)
担当:人間・環境学研究科 修士1年
内容とレベル︓(4)情報発信(初級)※
内容詳細(担当スタッフより):
このプレゼン講習会を通してプレゼンの構成を学べるだけでなく、自身の思考を整理することや、よりアカデミックな議論を展開することができるようになります。
アカデミック・スキルとしてのプレゼン作成を学んでいきましょう!
こんな方におすすめ:(主に)文系学部1,2回生
(3)英語プレゼン入門:What is Scientific Presentation
日時:2021年11月19日(金) 16:45-17:25、18:15-18:55(40分×2回)
担当:工学研究科 博士1年
内容とレベル︓(4)情報発信(上級)※
内容詳細(担当スタッフより):
英語のプレゼンと日本語のプレゼンはどこが違うの?自分のプレゼンが面白くない? 聞き手に理解されていない?そんな悩みがあるみなさんに、英語プレゼンの超基本、プレゼンのイントロから結論まで流れを紹介します。
こんな方におすすめ:英語のプレゼンを勉強したい方、誰でも
(4)理系のためのプレゼンテーション
日時:2021年11月26日(金) 13:30-14:00、15:00-15:30(30分×2回)
担当:医学研究科 修士2年
内容とレベル︓(4)情報発信(中級)※
内容詳細(担当スタッフより):
大体の研究室で行われる「研究紹介」「論文紹介」という行事。「どのような構成にしたらいいのか、わからない」と思っている理系の方向けの講座です。
最低限のマナーや、スライド作成の時の小さなコツについて説明いたします。
こんな方におすすめ:理系学部 3, 4回生
※参考︓京都大学図書館機構 学術情報リテラシー教育支援のためのルートマップ
主催:京都大学図書館機構
お問合せ:附属図書館利用支援掛
Email: ref660(アットマーク)mail2.adm.kyoto-u.ac.jp
[附属図書館 利用支援掛]
【図書館機構】IIIFコンソーシアムの執行委員会に京都大学図書館機構が選出されました
IIIFコンソーシアムの執行委員会に京都大学図書館機構が選出されました。任期は2022年1月から一年間です。
IIIF (International Image Interoperability Framework) とは、インターネット上に配置された画像データを共通の形式で呼び出し、表示できるようにした規格のことです。
IIIFの規格(API仕様)は、IIIFコンソーシアムによって管理・運営されています。
京都大学図書館機構は、2016年にIIIFコンソーシアムに参加しました。2017年にIIIFに対応した「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」を公開し、電子化画像の利活用を促進しています。
(参考)
・Executive Committee Election Results
・IIIF
・京都大学貴重資料デジタルアーカイブ
(問合せ先)
附属図書館 図書館企画課 図書館企画掛
gazo660☆mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (☆を@に変えてください)
【図書館機構】2021-2022年末年始のオンラインサービス等問い合わせ対応について
図書館の提供するオンラインサービスや電子ジャーナル等は、メンテナンス中等のものを除き、年末年始もご利用いただけます。
ただし、大学休業期間中の問い合わせにつきましては、1月4日(火)より順次回答させていただきますので、ご了承ください。
■ 休業期間
2021年12月29日(水)~2022年1月3日(月)
問い合わせフォーム一覧はこちら
[附属図書館情報基盤掛]



