【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ:人文科学研究所所蔵『永楽⼤典』『仏国暦象編』を公開しました
投稿日時:2026-03-04
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『永楽大典』は、明の成祖永楽帝の勅命により編纂された、全22,877巻と目録60巻から成る中国最大の類書です。解縉・姚広孝らが撰者となり、永楽5年(1407年)に完成しました。明朝初期までのあらゆる文献を部分的に、あるいは書物全体で採録しています。中にはすでに失われた書物も多く含まれており、後世にそれらの内容を伝えた点で極めて貴重な資料となっています。清の乾隆帝は中国最大の叢書『四庫全書』の編纂にあたり、当時すでに散逸していた書物の内容を『永楽大典』から抽出し復元させました。原本は失われ、副本も義和団事件などでほぼ遺失しており、現在では世界各地に400冊程度が残るのみとなっています。今回公開する資料は、巻六百六十五、 六百六十六にあたります。また、京都大学貴重資料デジタルアーカイブでは、他にも永楽大典の画像を公開しています。
『仏国暦象編』は、江戸時代後期の僧侶・円通が著した仏教天文学書で、仏典中に見られる世界像と矛盾しない天文暦学理論の体系化を試みた書物です。当時の日本で広まりつつあった西洋の地球球体説や地動説を批判し、大地は平面であることや、須弥山(仏教宇宙の中心にそびえる聖山)の実在を説きました。本書は近代初期まで続く「梵暦運動」の出発点ともなりました。
2026年3月4日現在、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの公開件数は、25,907タイトル、2,155,881画像となりました。
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