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【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 日本医学史研究者の旧蔵書、没後70年以上の時を経て『デジタル富士川』として一堂に

 投稿日時:2018-09-28 (1243 ヒット)

京都大学図書館機構と慶應義塾大学メディアセンターは、「富士川文庫デジタル連携プロジェクト」(通称「デジタル富士川」)に関する覚書を締結し、デジタル画像相互運用のための国際規格IIIF(International Image Interoperability Framework)を用いて、両大学が所蔵する古医書コレクション「富士川文庫」の画像データを統合表示する試行ウェブサイトを、2018年9月28日に公開しました。

「富士川文庫」は、京都帝国大学医科大学や慶應義塾大学医学部などで医学史を講じた、文学博士・医学博士の富士川游(ふじかわ ゆう)氏(1865-1940)の旧蔵書です。富士川博士は、『日本医学史』(1904年)、『日本疫病史』(1912年)などの名著を執筆・刊行しましたが、その際の参考資料として、平安期から明治初期にかけての和漢の医学書と、江戸中期以降、特に幕末期の西洋医学書の翻訳書を主体とする、歴史的資料を蒐集しました。

和蘭全躯内外分合図及験号 1巻附1巻 本木了意訳・鈴木宗云撰次(京都大学所蔵) 当流六脈之次第:並五臟之図(慶應義塾大学所蔵)

本プロジェクトは、両大学が分散して所蔵する「富士川文庫」を一堂に公開することを通じて日本医史学の研究・発展に寄与するとともに、IIIFの利点を活用した分散コレクション仮想統合の一例を提示するものです。連携プロジェクトの実施期間として設定した2020年度末までには、新規撮影画像の追加公開や連携機関の拡大、試行ウェブサイトの新機能開発などを視野に入れ、試行から本稼働フェーズへ移行することを目指しています。

<試行ウェブサイト>
富士川文庫デジタル連携プロジェクト 
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/rdl/digital_fujikawa/index.html

<公開資料件数>※2018年9月28日現在
京都大学:  4,710件
慶應義塾大学:  450件(今後約1,000 件以上を順次追加予定)

<関連ウェブサイト>
京都大学貴重資料デジタルアーカイブ

 トップページ https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/
 富士川文庫  https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/collection/fujikawa
慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション

 トップページ http://dcollections.lib.keio.ac.jp/ja
 富士川文庫(古医書コレクション) http://dcollections.lib.keio.ac.jp/ja/koisho
International Image Interoperability Framework 
https://iiif.io/
 

※資料のデジタル画像作成は、下記事業の一環として実施しました。

(京都大学)
 「京都大学附属図書館所蔵『富士川文庫』保存・公開のための修復・電子化事業-わが国の医学の歴史を俯瞰する研究基盤構築のために-(機能強化経費)」(文部科学省)
 「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」(国文学研究資料館)
 京都大学重点戦略アクションプラン オープンアクセス推進事業
(慶應義塾大学)
 「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」(国文学研究資料館)
 慶應義塾大学メディアセンター本部/信濃町メディアセンター2006~2018年度事業計画(経常費)


【問い合わせ】
京都大学附属図書館 図書館企画課
 Tel:075-753-2691
 E-mail:gazo660*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)
慶應義塾広報室
 Tel:03-5427-1541
 E-mail:m-pr*adst.keio.ac.jp(*を@に変えてください)
 


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