サービスを再開しました→【緊急メンテナンス】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ(2024年11月25日)
※メンテナンスを完了し、サービスを再開しました(2024/11/25 13:30)。
緊急メンテナンスのため、京都大学貴重資料デジタルアーカイブは現在サービスを停止しています。
メンテナンス作業が終了次第、サービスを再開します。
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、あらかじめご了承ください。
【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 西田幾多郎が長男の死を悼んで寄贈した本を公開しました
西田幾多郎氏が長男の死を悼んで寄贈した本を、京都大学貴重資料デジタルアーカイブに公開しました。
西田幾多郎(にしだ きたろう; 1870-1945)氏は日本を代表する哲学者の一人ですが、私生活では度重なる家族の死や病に苦悩した人でもあります。
大正9(1920)年6月、旧制第三高等学校の卒業を間近に控えていた長男・謙(けん)氏が、腹膜炎のため23歳で急逝します。大正9年11月、西田氏は「為亡兒謙記念」(亡児謙の記念と為(な)す)と墨書した哲学書6タイトルを旧制第三高等学校図書館(現在の京都大学吉田南総合図書館)へ寄贈しました。
そのうち3冊には、三高の制服姿の謙氏の写真が貼り付けられ、自作の短歌あわせて6首が書きつけられています。「すこやかに二十三まですごし来て夢の如くに消え失せし彼」「徒(いたづら)にむくろ残りて人並にのみて食ひて笑ひてぞ居る」などの短歌には、最愛の子を失った深い悲しみが率直な言葉で綴られています。
Werke : Auswahl in sechs Bänden Bd.1 見返しと扉
寄贈された図書は、当時は一般図書として利用されていましたが、現在は貴重書に指定されています。西田氏は、息子の名前を記した本が母校の図書館で末永く保存され、人々の目にふれることを願ったのかもしれません。「哲学の動機は「驚き」ではなくして深い人生の悲哀でなければならない」と語った哲学者の、最大の悲哀があらわれた資料です。
2024年11月13日現在、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの公開件数は、25,510タイトル、2,154,091画像となりました。
(今回の電子化では、資料本文は対象とせず、書き込み部分のみデジタル化・公開を行いました)
※参考
京都学派アーカイブ「西田幾多郎「悲哀の哲学」の現場」より、「西田幾多郎三高寄贈本について」(2024年11月13日確認)
所蔵館 | レコードID | タイトル | 請求記号 |
吉田南総合図書館 | RB00034320 | [西田幾多郎遺墨](Kritik der reinen Vernunftより) | 210||||179||三高洋 |
RB00034321 | [西田幾多郎遺墨](Werke : Auswahl in sechs Bänden Bd.1より) | 210||||180||三高洋 | |
RB00034322 | [西田幾多郎遺墨](Präludien : Aufsätze und Reden zur Einführung in die Philosophie Bd.1より) | 210||||181||三高洋 | |
RB00034323 | [西田幾多郎遺墨](Einleitung in die Philosophieより) | 210||||182||三高洋 | |
RB00034324 | [西田幾多郎遺墨](Der Gegenstand der Erkenntnisより) | 210||||183||三高洋 | |
RB00034325 | [西田幾多郎遺墨](The four historical conceptions of beingより) | 210||||184||三高洋 |
【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 文学研究科所蔵重要文化財『大日本史編纂記録』第56冊から第61冊までを公開しました
京都大学文学研究科と総合博物館は、文学研究科が所蔵する重要文化財『大日本史編纂記録』の修復・電子化事業を2017年度から実施しており、このほど修復・電子化が完了した第56冊から第61冊までの202画像を、京都大学貴重資料デジタルアーカイブに公開しました。
『大日本史編纂記録』は、徳川光圀(1628-1701)による『大日本史』編纂にかかわって、水戸・江戸の彰考館や京都の出張所などの間で交わされた往復書簡の控え等を中心とするもので、書簡総数は6,000点以上にのぼります。のべ42,810件の人名・組織名、のべ15,159件の古記録・古典籍名が言及され、内容も歴史学・文学、儒学・国学思想など広領域に及び、元禄期の出版文化の実態なども示す第一級の史料です。
修復前は、袋綴四つ目綴装の冊子248冊約1万丁で、江戸時代の綴装や修復の杜撰さが否めない状態でした。そこで、長期の保存を確保し、綴じ込まれて見ることができないのど部分(本を見開きにした時の真ん中の綴じ部付近のこと)の記述を明らかにするために、修復・電子化事業を開始しました。これまでに公益財団法人住友財団による文化財維持・修復事業(2017-2022年度)、国庫補助金 国宝重要文化財等保存・活用事業(美術工芸品)(2021-2023年度)の助成を受けたほか、文学研究科では「文学部・文学研究科基金-所蔵貴重資料修復」(文学研究科所蔵貴重資料修復基金より引継ぎ)を設置し、総合博物館でも学内の経費(平成30年度全学経費)を獲得しています。
今後も引き続き事業を推進し、成果を随時京都大学貴重資料デジタルアーカイブで公開していきます。2024年11月8日現在 、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの公開件数は、25,504タイトル、2,154,076画像となりました。
サービスを再開しました→【メンテナンス】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ(11/5 9:00-9:30)
※メンテナンスを完了し、サービスを再開しました(2024/11/5 9:15)。
システムメンテナンスのため、京都大学貴重資料デジタルアーカイブは下記の日程でサービスを停止します。
【2024年11月5日(火)午前9時から(約30分間)】
※メンテナンス作業が終了次第、サービスを再開します。
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、あらかじめご了承ください。
【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 京都大学アカデミックデイ2024に参加しました
2024年9月21日(土)にゼスト御池で開催された京都大学アカデミックデイに、京都大学貴重資料デジタルアーカイブが参加しました。
(京都大学アカデミックデイについては、2024年9月13日のお知らせをご覧ください)
1:床面装飾「古地図で見る京都」
2:パネル展示「挿絵で楽しむ源氏物語」
3:貴重書レプリカ
4:特設スペース
5:通路前のポスター
6:紹介パネル
7:来場者によるぬりえ作品
2時間限定の特設スペースには、赤ちゃんから80代の方まで、多くの方が訪問くださいました。
デジタルアーカイブに興味を持って質問してくださる方もいらっしゃり、担当者としても来場者のみなさまと直接交流できる貴重な機会になりました。
たくさんのご来場ありがとうございました!
【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 京都大学アカデミックデイ2024に参加します!(9/21)
京都大学アカデミックデイは、市民と研究者が直接対話できるオープンなイベントです。
今回初めて、京都大学貴重資料デジタルアーカイブが参加します。ぜひお越しください!
■ 京都大学アカデミックデイ2024
日時:2024年9月21日(土)11:00~18:00
場所:ゼスト御池
参加費:無料
事前申込:不要
詳細:https://research.kyoto-u.ac.jp/academic-day/a2024/
●【デジアカ企画1】地下連絡通路のデコレーション
時間:11:00~18:00
場所:ゼスト御池と京都市役所本庁舎の地下連絡通路
内容:京都の古地図による床面装飾と、『源氏物語』の挿絵を楽しむパネル展示を行います。
●【デジアカ企画2】特設スペース
時間:15:30~17:30
場所:京都市役所地下2階のちゃぶ台
内容:2時間限定で、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの特設スペースをオープンします。オリジナルノベルティも配布予定です!
【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 法学研究科所蔵『三院衆議帳』を公開しました
京都大学貴重資料デジタルアーカイブにて、法学研究科が所蔵する『三院衆議帳』を公開しました。
『三院衆議帳』は、京都帝国大学教授で法制史学者であった小早川欣吾(こばやかわ きんご; 1900-1944)氏の旧蔵書です。元亨から天文年間にかけての天台宗に関する記録です。
『三院衆議帳』
2024年8月21日現在、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの公開件数は、25,504タイトル、2,153,874画像となりました。
サービスを再開しました→【メンテナンス】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ(8/22 13:00~13:15、8/23 12:00-12:15、8/28 13:00~17:00)
※メンテナンスを完了し、サービスを再開しました(2024/8/28)。
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(2024年8月22日追記)
2024年8月23日(金)12時00分~12時15分の日程で追加のシステムメンテナンスを実施するため、貴重資料デジタルアーカイブのサービスを一時停止します。
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システムメンテナンスのため、京都大学貴重資料デジタルアーカイブは下記の日程でサービスを一時停止します。
- 2024年8月22日(木)13時00分~13時15分
- 2024年8月23日(金)12時00分~12時15分【2024/8/22追記】
- 2024年8月28日(水)13時00分~17時00分 のうち15分間程度
【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: デフォルトビューワーをMirador3に変更しました
京都大学貴重資料デジタルアーカイブにて電子化画像を閲覧する際のデフォルトビューワーをMirador(ミラドール)Ver.3に変更しました。
Miradorはスマートフォンやタブレットでの閲覧にも対応しています。
画像のダウンロード方法や翻刻テキストの表示方法が変わりましたので、「サイトについて」をご確認ください。
また、ビューワー上のページ数がURLに反映されるようになりました。URL末尾の「page=XX」にページ数を入力することで、指定したページを表示したり、ページ単位でリンクを貼ったりすることができます。
これからも京都大学貴重資料デジタルアーカイブをご活用ください。
【復旧しました】【トラブル】京都大学貴重資料デジタルアーカイブへのアクセスが不安定になっています(7/16)
復旧しました(2024/7/16 11:25)
2024年7月16日現在、京都大学貴重資料デジタルアーカイブへのアクセスが不安定になっています。現在、原因調査と復旧対応中です。
ご不便をおかけして申し訳ありませんが、復旧までしばらくお待ちください。