【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 総合博物館が所蔵する教王護国寺文書より311点を公開しました
教王護国寺文書【きょうおうごこくじもんじょ】は、昭和12年(1937)頃、赤松俊秀氏が東寺の宝蔵で発見した文書です。戦後、京都大学が借用して整理と翻刻を行い、昭和43年に京都大学に譲渡されました。昭和46年には国の重要文化財に指定されています。
文書の年代は平安時代から安土・桃山時代に及び、点数は3043点を数えます。
今回はこの中から311点を公開しました。
「若狭国太良荘実検取帳」は、建長六年に教王護国寺の荘園であった太良荘で行われた検地の史料です。現地の名を一覧できます。
「若狭国太良保実検名寄帳」では太良荘内の名と、各名の面積・弁米などが一覧できます。界線の入った紙が使われています。
2024年2月8日現在 、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの公開件数は、24,534タイトル、2,021,589画像となりました。
【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 総合博物館が所蔵する肖像画コレクション111点を公開しました
総合博物館が所蔵する肖像画コレクションは、主に1910年代後半から1920年代末にかけて収集された人物肖像画のコレクションです。
今回、その中から菅原道真像や徳川家康像など111点を公開しました。
【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 駿河伊達文書(中世分)56点を公開しました
京都大学とプリンストン大学の共同事業により、総合博物館が所蔵する駿河伊達氏伝来の古文書(中世分)56点を公開しました。
伊達政宗で知られる奥州伊達氏と祖を同じくする一族は、中世は駿河の国人として、そして近世は美作津山藩の藩士として存在しました。この駿河伊達氏伝来の古文書は、総数118点で、時期としては南北朝期から明治初年にわたるものです。
ここで取り上げる中世文書56点は、全体として将軍や守護など上級権力の発給文書が多く、伊達景宗の軍忠状なども含まれます。とくに、南北朝・室町期の今川氏の文書は、他に現存の例が少ない貴重なものです。
京都大学とプリンストン大学は、2020年3月、京都大学総合博物館が所蔵する古文書を世界に発信し、全世界において日本の歴史及び文化の知識及び意識を深められることを目的として、京都大学総合博物館が所蔵する古文書のデジタルイメージの公開及び当該古文書の研究を共同で行う事業を開始しています。
京都大学においては総合博物館、文学研究科、図書館機構の3部局が、プリンストン大学においては東アジア研究部(East Asian Studies)が相互に協力し、事業を継続的に展開する予定です。
- SURUGA DATE COLLECTION: THE KYOTO PRINCETON PROJECT(プリンストン大学の公開サイト)
- 総合博物館、文学研究科及びプリンストン大学東アジア研究部との共同事業により淡輪文書を公開しました(2020-04-21)
2022年6月30日現在、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの公開件数は、23,729タイトル、1,928,514画像となりました。
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