論文リンクツール「京大Article Linker」を使う
京大ArticleLinker(アーティクル・リンカー) とは
京大ArticleLinkerは、Web of ScienceやCiNii等の文献データベース等の検索結果から、お探しの雑誌記事本文のフルテキスト(PDF/HTML)へとナビゲーションを行う論文リンクツールです。データベースの検索結果に表示される京大ArticleLinkerボタンをクリックすると、論文のフルテキストへのリンクやKULINEへのリンクが表示されるので、読みたい論文本文を入手したり、雑誌の所蔵を調べたりといったことが簡単に行えます。
京大ArticleLinker の使い方
主に以下の経路から 京大ArticleLinker が利用可能です。
- データベースから
- Web of ScienceやCiNii等のデータベースを検索して表示される、「Kyoto Univ. ArticleLinker」などのテキスト、または や といったArticleLinkerボタンをクリックします。
- 電子ジャーナルリストから
- DOI・PubMedID検索から検索を行います。
- 京大電子ジャーナルリスト検索結果に表示される「More full text options」をクリックします。
- KULINE(京大OPAC)から
- KULINEで検索を行うと、検索結果画面のISSNの横に表示されるというArticleLinkerボタンをクリックします。
- Discoveryから
- Discoveryの検索結果をクリックします。詳細はDiscovery(統合検索ツール)を使うをご確認ください。
京大ArticleLinkerウインドウ
オンラインでフルテキストが利用できる場合
直接、論文の提供サイトが表示されます。
画面右側のサイドバーで、様々なオプションを選択することができます。
- 論文、雑誌の詳細情報を確認する
- 利用規約を確認する
- 他の提供元サイトで利用できるか確認する
- 関連情報を調べる
- 論文の情報を文献管理ツールへエクスポートする
オンラインでフルテキストが利用できない場合
京大ArticleLinker画面が開き、代替手段をナビゲートします。
- KULINEを検索し、京大に紙媒体で所蔵がないか探します。
- 文献取り寄せ(有料)の申込みができます。詳細は文献取寄せサービスの手引きをご参照ください。
- 関連情報を調べることができます。
- オンラインでフリーのフルテキストを探す : 著者自身や大学等の論文アーカイブでフルテキストが見るかる可能性がありますので、次のツールで検索してみてください。
- Google Scholar:「論文名」または「著者名」で検索できます。
- IRDB:「論文名」または「著者名」で検索できます。
- 他機関の所蔵(図書/雑誌)を探す : 他大学の図書館等に所蔵がないか探します。
- CiNii Books:国内他大学の所蔵を「ISSN/ISBN」または「雑誌/図書名」で検索できます。
- NDL Search:国立国会図書館/公共図書館の所蔵を「ISSN/ISBN」または「雑誌/図書名」で検索できます。
- 論文データベース(抄録有) : 論文データベースで抄録や被引用情報を調べることができます。
- Web of Science:「著者名」または「雑誌/図書名」で検索できます。
- PubMed:「論文名」または「著者名」で検索できます。
- CiNii Articles:「論文名」で検索できます。
- J-GLOBAL:「論文名」または「著者名」または「雑誌/図書名」で検索できます。
- Discovery:「「論文名」または「著者名」または「雑誌/図書名」で検索できます。
- オンラインでフリーのフルテキストを探す : 著者自身や大学等の論文アーカイブでフルテキストが見るかる可能性がありますので、次のツールで検索してみてください。
- 論文の情報を文献管理ツールへエクスポートします。
KULINEを検索する際の注意点
をクリックすると、
- 雑誌の場合:書誌情報に含まれる【ISSN】で、ISSNが無い場合は【タイトル】で自動的にKULINEを検索します。
- 図書の場合:書誌情報に含まれる【ISBN】で自動的にKULINEを検索します。
この時、検索条件によっては、実際には京都大学に所蔵があるのに検索結果が0件になる場合があります。検索結果が0件の時は、検索条件を変更して再度検索してください。
(例)KULINEの検索画面で【タイトル】に入力されている語句を削除し、【ISBN】のみで再度検索する。