文献管理ツール(EndNote Online)を使う

文献管理ツールとは?

論文執筆に必要な文献をオンラインで蓄積・管理し、論文の引用文献リストを簡単に作成することが可能なツールです。

  1. 京大で機関版を利用できる文献管理ツール:EndNote Online
  2. その他の文献管理ツール
  3. 注意事項(文献の大量ダウンロードにつながる機能設定)

京大で機関版を利用できる文献管理ツール:EndNote Online

京大ではEndNote Onlineを利用できます。
京大が契約しているデータベースWeb of Scienceに付帯するサービスであり、無料版のEndNote basicに比べて作成できる引用文献スタイル数が豊富です。(無料版21種類、Web of Science導入機関版4,200種類)

ユーザ登録 

EndNote Onlineを利用するには、Web of Scienceへのユーザ登録が必要です。
ユーザ登録は、必ず学内ネットワーク(KUINS)環境下で行ってください。
すでにWeb of Scienceのアカウントを持っている方は、そのアカウントでログインできます。
 参考:ユーザ登録手順 ※Clarivate社(EndNote提供会社)案内

ログイン

EndNote Online ログイン画面
Web of Science ログイン画面 ※Web of Science画面上部の「製品」からEndNoteにログインすることも可能です。

学外からも利用できます。
*半年に一回、学内ネットワーク(KUINS)環境下からアクセスすれば利用可。
*ただしEndNote Onlineから論文本文にアクセスする場合は、都度ブックマークレットで認証する必要があります。

アカウントの引継(以前の所属機関からの所属変更)

以前の所属機関でも既にEndNote Onlineを利用していて、京都大学でも引き続き利用したい場合、
アカウントの所属情報の変更が必要です。
クラリベイト社のカスタマーケア(ts.support.jp[at]clarivate.com)へ以下を連絡し相談してください。

  • 以前の所属機関でEndNote Onlineを利用していて、京都大学への所属変更をしてほしいこと
  • お名前
  • アカウントで利用しているメールアドレス

EndNote Onlineの特徴

  • オンライン書誌・データベースから取り込んだ文献情報を管理・編集・保存
  • (50,000件のレコード・2GBまでのファイルを保存可能)
  • 文献情報から参考文献リストを自動生成(4,200種以上の投稿規程のスタイルを搭載)
  • Microsoft Wordで論文執筆しながら引用情報を付与(Cite While You Write機能:プラグインが必要)
  • Web of Scienceのデータとリンク(引用情報等)

利用マニュアル・ヘルプリンク

その他の文献管理ツール

文献管理ツールには、他にも有料のものやフリーのものが数多くあります。

※図書館が提供しているサービスではありませんので、障害や質問等にはお答えできません。

    • Zotero
      無料。非営利団体Corporation for Digital Scholarshipのプロジェクトで国際的なコミュニティにより開発されている文献管理ツール。
      論文情報や論文ファイルの保存、タグ付け、書誌情報の自動抽出、引用文献形式でのエクスポートなどの機能を備えています。
    • Mendeley
      無料。Elsevier社が提供する文献管理ツール。
      文献管理にとどまらず、情報共有を簡単にすることを目的として開発されています。
    • EndNote (有料)
      EndNoteの有料版。機関版との違いは、EndNote: アカウントの種類(Clarivate Analytics社HP)をご覧ください。
    • Papers(有料)
      有料。Digital Science社が販売する文献管理ツール。
    • Paperpile(有料)
      有料。Chrome と Google アプリ向けに構築された文献管理ツール。
      Googleアカウントでサインイン、Chrome拡張機能で参考資料を収集、Google ドライブで PDFを整理、Google ドキュメントで参考文献を引用することが可能です。

注意事項(文献の大量ダウンロードにつながる機能設定)

自動ダウンロード機能 使用禁止

複数のPDFファイルを一括で自動ダウンロードできる機能。

認証情報設定 禁止

設定に利用者の認証情報を入力することで自動的に文献を取得する機能。バックグラウンドで電子ジャーナルへのアクセスが繰り返される。

出版社・学会に「プログラム等を利用した自動操作による一括した大量ダウンロード」(=不適切利用)とみなされ、京都大学からのすべてのアクセスを遮断される場合があります。

機構ニュースの案内を参考に機能をオフにしていただくようお願いします。

 

【附属図書館情報企画掛】 最終更新日:2024.11.01