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平成18年度 全学共通科目「情報探索入門」 質問と回答

質問 回答
【第3回】
分類の一般概念と
分類理論
4月28日、5月12日
Q. NDCの分類の8と9の違いや複数の分類がある場合(NDC---とNDC---.2の違いなど)の説明をしてほしかった。 A. 演習でも紹介しましたが、「Cyber Librarian」にNDC8とNDC9の簡単な説明があります。NDC8は1978年、NDC9は1995年発行です。時代とともに新たな主題・テーマ・メディアが発生したり、廃れたりするのに合わせて改訂されています。NDC8で分類するか、NDC9で分類するか、あるいは他の分類表で分類するかは個々の図書館で決定しています。
小数点以下は細分類と呼び、例えば311.2の場合、311の中をより細かく分類したものということです。NDCを使っている学内の図書館・室では、第3次区分+細分類という小数点以下を含む分類を使用していることが多いようです。(黒橋禎夫)
Q. 図書館でのみたい本を探す事や、コーギできいた話に関する論文をさがす「コツ」が知りたいです。ジャーナルの探索時のキーワードの入れ方等、1人だとうまくいきません。(医学関係の例えば「拘縮」(に対するリハアプローチ例)とか) A. 次回以降の授業で、OPACの使い方、CiNiiでの論文検索、インターネット上の情報の探し方を講義する予定ですので、授業の中でスキルアップを図ってください。キーワードの切り出し方など参考にしてください。附属図書館や医学図書館の講習会に参加されるのも一つの方法です。また、医学関係に関する具体的な調査内容でしたら、例えば医学図書館でお尋ねください。(黒橋禎夫)
Q. 図書(7)、(8)、(9)がどの分類にあるのかが分からない。タイトルから推察できる分類じゃないんですか? A. 全ての図書が、主題=タイトルというわけではありません。タイトルから分類が類推できる場合もあればそうでない場合もあります。
いずれの場合でも基本的には、タイトルだけではなく目次、巻頭文、必要があれば本文も確認して、各分類法の基準に従い分類を決めることになります。 (黒橋禎夫)
【第2回】
学問・研究・文献・情報
4月21日
Q. 著者の紹介を印刷してくばることはするのに、何故プレゼンテーションで使われる写真などの資料をくばってくれないのか。これは求めすぎだろうか。 A. 資料は報告の「バックグラウンド」を分りやすく示す材料として配布した。報告内容そのものはパワーポイントで提示した。写真などは文脈と切り離しては意味を持たないというのが講義の趣旨なので、そうした資料は配布しない。詳しく知りたければ、いくらでも自分で入手可能である。(佐藤卓己)
【第1回】
図書館情報、および図書館の種類とその機能
4月14日
Q.ILLを使うまでのアクセス方法。
Q.電子ジャーナルの意味がわかりにくかったのでもう1度聞きたい。
Q.電子ジャーナルというものがあまりわからなかった。
附属図書館ではOPAC基礎講座、電子ジャーナル入門講座などの定期講習会を開催しています。講習会では簡単なテキストを使って実際に使い方をお教えしています。開催日時については、京都大学図書館機構のサイトから確認できますし、また、附属図書館発行のLSN(Library Service News)にも掲載していますので、開催日を確認のうえ、図書館へお越しください。予約は不要です。(大西有三)
Q.情報探索の演習がありますが、効率の良い情報探索の方法などは教えて頂けるのでしょうか?

今後の講義・演習の中で、学んでもらえるよう講義を構成してありますので、今後も引き続き受講してください。(大西有三)

Q.図書のネットワーク(電子ジャーナルを含む)上での、不正アクセスやウイルスに対するセキュリティーはどの程度整備されていますか。またそれらの踏み台となるものに対する対処もあるのですか?

A.京都大学の学術情報ネットワークは、「情報環境機構」が運営・管理を担当しています。情報環境機構は、研究・開発・教育支援を担当する学術情報メディアセンターと情報基盤・電子事務局サービスを担当する情報環境部から構成された全学組織です。情報環境機構は、情報セキュリティ対策室を設置して、学術情報ネットワークの上で日常的に発生する「情報セキュリティ」に関する様々な問題に対処しています。詳細は、情報環境機構のHPをご覧ください。
図書館のネットワークも学術情報ネットワーク上に構築されており、基本的に情報環境機構が監理する全学セキュリティの対象となりますが、図書館独自の対策としては、各種サーバ・業務クライアント・利用者用クライアントの機器に対してパッチプログラムを適宜適用することによりセキュリティを保持しています。
サーバは、Webアクセス以外はパスワード保護等により制限し、特に「踏み台」として不正使用されることの多いプログラムは厳重にアクセス制限と監視を行なっています。
クライアントはアンチウィルスソフトを導入し、学内プライベートネットワークであるKUINS-IIIに収容するなど、一般的なセキュリティ対策を行なっています。
特に、不特定多数の人が利用する利用者用クライアントでは、閲覧可能なWebサイトやデスクトップ操作などについても制限させていただいております。
電子ジャーナルは、ほぼ全てが学外サーバ上で公開されており、サーバを管理する版元と本学との契約により閲覧が可能となっているものですので、セキュリティについては当館の所掌するところではありませんが、相応の対策がとられていると思います。(大西有三)

Q.翻訳機能があるとおっしゃいましたが、どの言語が可能なのですか A.現在附属図書館では提供していませんが、インターネット上では、英語についてはさまざまなソフトを介することで日本語への翻訳機能が提供、実用化されています。他言語(中国語や韓国語)も部分的に可能となっています。(大西有三)
作成日:2006.5.2 更新日:2006.5.29 附属図書館参考調査担当
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