【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 総合博物館が所蔵する教王護国寺文書より310点を公開しました
投稿日時:2025-03-27
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教王護国寺文書【きょうおうごこくじもんじょ】は、昭和12年(1937)頃、赤松俊秀氏が東寺の宝蔵で発見した文書です。戦後、京都大学が借用して整理と翻刻を行い、昭和43年に京都大学に譲渡されました。昭和46年には国の重要文化財に指定されています。文書の年代は平安時代から安土・桃山時代に及び、点数は3043点を数えます。
今回はこの中から310点を、京都大学貴重資料デジタルアーカイブに公開しました。
「播磨国矢野荘西方河成・水損内検帳」は、東寺領荘園播磨国矢野荘の荘官が貞和5(1349)年に発生した水害の被害状況(水損・河成)を報告したものです。
「播磨国矢野荘公田分学衆方年貢并雑物等算用状」は、矢野荘から納められた年貢・雑物を代官が寺家に報告したものです。「庄下用」の項目から、守護の赤松氏が現地に様々な負担を求めていることがわかります。
「東寺湯結番定文」は、東寺の大湯屋運営のための湯役当番を定めたものです。僧侶や荘園など様々な主体が当番をつとめていたことがわかります。
2025年3月27日現在 、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの公開件数は、25,905タイトル、2,155,567画像となりました。
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