【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 附属図書館所蔵「大惣本」から225タイトルを電子化・公開しました
附属図書館が所蔵する「大惣本」から225タイトルを電子化・公開しました。
大惣本とは、江戸中期から明治中期まで名古屋で営業した貸本屋、大野屋惣八店(略称「大惣」)の旧蔵書です。当時の貸本屋は流行中の書物だけを揃えておき、流行が過ぎれば処分して次の書物を購入するのが一般的でした。しかし大惣は「仕入れた本は転売しない」という不文律を引き継いで蔵書を増やしたため、江戸後期には全国一の規模の貸本屋となりました。明治維新以後、書物の大量生産が可能になってからは多くの貸本屋が衰退し、大惣も明治31年頃に廃業が決まりました。16,734部にのぼる膨大な蔵書が売却されることになり、帝国図書館(現在の国会図書館)、東京帝国大学、京都帝国大学、高等師範学校(現在の筑波大学)等が買い上げました。本学が所蔵する大惣本は、3,667部、13,081冊にのぼります。
今回公開した資料の大部分は芝居台帳です。「敵討」「傾城」とタイトルにつく資料が多く見られるほか、心中物、怪談物など幅広い演目が集められています。
『繪本いろは假名四谷怪談』は、『いろは仮名四谷怪談』の絵入根本(挿絵入りの歌舞伎脚本)です。迫力ある不気味な挿絵が目を引きます。
『繪本いろは假名四谷怪談』 左:後編巻4 挿絵 中:前編巻1 裏表紙 右:前編巻4 表紙
2024年5月23日現在、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの公開件数は、25,402タイトル、2,138,775画像となりました。
※今回公開した資料の電子化は、国文学研究資料館が実施する「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」(略称:歴史的典籍NW事業)に拠点大学として参加して実施しました。
【図書館機構】論文投稿オンラインセミナー(Wiley社)のご案内(6/28)
Wiley社から、下記オンラインセミナー開催の案内がありましたのでお知らせします。是非ご参加ください。
論文投稿オンラインセミナー
Wiley化学誌編集長が解説する 成功する投稿のコツ
日時:2024年6月28日(金) 17:00-18:30
形式:GoToWebinar によるオンライン形式(事前申し込み制)
講師:Dr. Dinesh Talwar(Wileyの化学ジャーナル編集長)
講師に変更があります。詳しくは下のURLから
演題:Opening the Editor's Black Box : Insider Tips for Successful Submissions(講演は英語で行われます)
詳細・参加申し込みは下のURLから
https://attendee.gotowebinar.com/register/1261116086966486873
※セミナーに関するお問い合わせは、ポスターに記載のメールアドレスまでお願いいたします。
[附属図書館利用支援課情報企画掛]
復旧しました【トラブル】「KURENAI」アクセス障害
2024年4月30日現在、KURENAIにアクセスできない障害が発生しています。
障害の原因を調査中です。ご迷惑をおかけし大変申し訳ございませんが、復旧まで今しばらくお待ちください。
2024年7月19日21時30分、復旧しました。大変ご迷惑おかけしました。
[附属図書館研究支援第三掛]
【図書館機構】「研究データ管理計画(DMP)作成支援」ページを公開しました
令和6(2024)年度より、科研費等の研究助成で研究データ管理計画(DMP)作成が必須とされるようになりました。
そこで、図書館機構ウェブサイトにおいて「研究データ管理計画(DMP)作成支援」ページを公開しましたので、お知らせします。
現在、科研費の交付申請のタイミングかと思いますので、ご参考になさってください。
特に、研究成果論文の根拠データは京都大学学術情報リポジトリ「KURENAI」に登録・公開することが可能です。
研究(根拠)データを「KURENAI」に登録し、DOIを付与することで、そのDOIを引用して論文を執筆することもできます。
論文だけでなく、研究データの登録にもぜひKURENAIをご活用ください。
KURENAI登録手順はこちらをご参照ください。
問い合わせ先:附属図書館 研究支援第三掛
rs660 [at] mail2.adm.kyoto-u.ac.jp ( [at] は@に書き換えてください)
【図書館機構】図書館利用証が自動登録・更新されるようになりました
令和6(2024)年4月から、本学学生の方(科目等履修生、研究生等を含む)および本学と雇用関係のある教職員の方を対象として、図書館利用者情報が自動登録・更新されるようになりました。
(MyKULINEほかオンラインサービスを含む)
本学学生の方
1) 学部生・院生(修士・博士)の方
学生証が図書館利用証となります。登録・更新手続きは不要です。
(進学された方へ)
進学前の貸出データは、新しい身分に自動的に引き継がれています。
旧学生証は使用できません。
文献複写・図書現物貸借(ILL)で公費(研究室予算)を利用する場合、進学前の申請状況にかかわらず、初めにご所属の図書館・室に「文献複写・現物貸借における公費利用申請書」を提出してください。
2) 科目等履修生、研究生等の方
- 新規登録の場合
⇒図書館利用証を発行します。学生証をご用意の上、所属部局の図書館・室または附属図書館にお問い合わせください。(附属図書館ではオンライン申請のみ受付) - 更新の場合
⇒図書館利用証の表面または裏面の有効期限日を更新します。所属部局の図書館・室または附属図書館カウンターにお申し出ください。
本学教職員の方
1) 認証ICカードをお持ちの方
認証ICカードが図書館利用証となります。登録・更新手続きは不要です。
※他部局に異動された場合、オンライン購入依頼および文献複写・図書現物貸借(ILL)のための予算情報はリセットされます。ご利用にあたっては異動先部局の図書館・室にお問い合わせください。
オンライン購入依頼サービスのご案内
文献複写・現物貸借における公費利用申請書
2) 本学と雇用関係にあるが認証ICカードをお持ちでない方
- 新規登録の場合
⇒図書館利用証を発行します。労働条件通知書をご用意の上、所属部局の図書館・室または附属図書館にお問い合わせください。(附属図書館ではオンライン申請のみ受付) - 更新の場合
⇒図書館利用証の表面または裏面の有効期限日を更新します。所属部局の図書館・室または附属図書館カウンターにお申し出ください。
注意事項
共同研究員の方、派遣職員の方など、本学と直接の雇用関係がない方は自動登録・更新の対象外となります。
該当の方は、ご所属の図書館・室または附属図書館にお問い合わせください。(附属図書館ではオンライン申請のみ受付)
図書館の利用(入館・貸出等)が可能であるにもかかわらず、KULINEにログインできない場合はご所属の図書館・室または附属図書館にお問い合わせください。
参考
図書館機構 >図書館利用証の種類
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/service/12748
京都大学図書館利用証を発行する図書館・室 (2024年4月10日現在)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/service/content/hakkoukan.pdf